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ゲノム解析って知っていますか?
ライフサイエンス企業について調べていたら、とても面白い企業を見つけました。
その会社がイルミナという会社です。その会社の製品がゲノム解析の装置でした。
ゲノム解析とは?
ゲノム解析とは、遺伝子(Gene)と染色体(Chromosome)を合わせて作られた造語です。
ザックリ言うなら”遺伝子の検査”という感じですね。
最近では、個人が簡単に遺伝子検査をして自分の掛かりやすい病気などをしることが出来るといTVやニュースなどを聞いたことがある人も多いのではないでしょうか?
例えば国内で遺伝子検査を実施している”MYCODE(マイコード)”でも検査ツールとしてイルミナ社製品を導入しています。
次世代シーケンサー(NGS)とは?
ゲノム解析をする為の装置のことを言います。
2006年にアメリカで登場した遺伝子の塩基配列を高速に読み出せる装置を「次世代シーケンサー(Next Generation Sequencer:NGS)」と言います。
従来のDNAシーケンサー(サンガー法)に比べて、桁違いに多くのゲノム解析が可能なことが特徴です。
ゲノム解析が圧倒的に低いコストと短い時間で解析することを可能にする次世代シーケンサーは米Illumina社が開発をリードしてきました。
2003年に初めてヒトゲノムのDNAシークエンシングが行なわれたとき、その費用は27億ドルだったが、2017年には100ドルでゲノム解析が可能となっているという事実を聞けば、技術の進歩のスピードが判ると思います。
イルミナ(Illumina)社に関する情報まとめ
1998年4月に設立してから2000年7月にはIPO(新規株式公開)を実施しています。
そして、現在では全世界に8ヵ国に20のオフィスがあり、従業員は7,300人にまで成長しています。
2013年時点ですが、その時からイルミナの次世代シーケンサーは圧倒的な優位性を持っていたことが判る資料を見つけました。次世代シーケンサーのデファクトと言って良いレベルだと思いました。
イルミナ社の業績推移
2008年から比べると売上高は6倍近くまで上昇しているのが判ります。
営業利益は2014年から横ばいになっていました。
イルミナ社 上場してからの株価推移
2000年7月の上場時の株価が20ドルだったことを考えると2015年には200ドルに到達しているので、既にテンバーガー達成していました。
またゲノム解析がまだまだ普及しているとは言えない状況を考えると上値はどこまで伸びるか?想像すら出来ない会社だと思います。
イルミナ社 売上構成
イルミナ社の収益構成は、シークエンシング(sequencing)とマイクロアレイ(microarrays)という2つの異なるゲノム技術で構成されています。
・シークエンシング(sequencing):ゲノム全体を解析する詳細検査用
・マイクロアレイ(microarrays):簡易的な低コスト検査用(既知のゲノム解析)
【イルミナ】ゲノミクスが変える想像の未来
イルミナ 米国IRサイトから引用
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