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20代、30代の若い現役世代であれば新型コロナウイルスを発端とした全世界株安はTwitter上で騒ぎつつも老後までの時間はまだまだ先なので本気で心配はしていないでしょう。
ただ40代、50代はかなり怖い思いをしていると思います。(私も怖いです。。。)
たとえばITバブルが崩壊してから株価が戻るまでの期間はリーマンショックを挟んで15年くらいかかっています。
つまり、今後10年以上株価が戻らない可能性は十分にあります。
そうなると40代、50代の人達は最悪定年まで株価が元の値段に戻らないことも覚悟する必要がでてきます。覚悟したくないですが・・・
また株価が戻る期間だけでなく暴落率もまだまだ深刻になるでしょう。
そこで今回の大暴落が過去のリーマンショックやドットコムバブルやブラックマンデーなど過去30年の暴落時と今回のコロナショックとも言える暴落を比べてみたいと思います。
ブラックマンデー級の株価下落が起きたらどうなるか?
1987年に起きたブラックマンデーと言われた暴落時の様子を見てみましょう。
過去30年のS&P500チャートで見ると赤丸の時期です。こうやって2020年までのチャートを見るとノイズに見えますが、当時はパニック状態だったそうです。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落期間 |
$337.89 | $216.47 | 64.07% | 56日 |
暴落が起きる直前の高値から暴落時の最安値と比べた暴落率は64%でした。
数字にするとかなり大きな暴落だったことがわかります。
これを『2020年2月19日の年初来最高値$3393.52』と当てはめてみるとどのくらい株価が暴落していつまで暴落の日々が続くのでしょうか?
それが以下になります。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落が止まる日 |
$3,393.52 | $2,174.07 | 64.07% | 2020/04/15 |
ブラックマンデー級であれば、暴落は今年の春頃には終わってくれるので買い増しするには絶好のチャンスですよね。とは言え、S&P500が$2,000を切る直前まで迫ってくると買い増しするのは恐怖でしょうが。。。
ドットコムバブル級の株価下落が起きたらどうなるか?
2000年に起きたドットコムバブル崩壊やITバブル崩壊と言われた暴落時の様子を見てみましょう。
過去30年のS&P500チャートで見ると赤丸の時期です。かなりの下落率と下落期間だったことはグラフを見ればすぐにわかりますね。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落期間 |
$1,552.87 | $768.63 | 49.50% | 943日 |
私が1番気になった点は暴落が止まるまでの長さです。
約2年半もの間下落を続けています。その後、回復しそうになったらリーマンショックになっているので私が2000年から投資をはじめていれば心が折れて退場していたのは間違いないくらいの恐ろしいチャートです。
それでは、考えたくはありませんが『2020年2月19日の年初来最高値$3393.52』に当てはめてみました。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落が止まる日 |
$3,393.52 | $1,679.70 | 49.50% | 2022/09/19 |
こうなるとゾッとします。2年後の夏まで下落相場が継続されます。1年以上も下げ相場が続けば、先の見えないトンネルを歩いているようで正常な気持ちで積み立てを続けることすら難しい状況になるでしょう。
リーマンショック級の株価下落が起きたらどうなるか?
2007年に起きたリーマンショックと言われた暴落時の様子を見てみましょう。
過去30年のS&P500チャートで見ると赤丸の時期です。ドットコムバブルと同程度のかなりの下落率と下落期間でした。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落期間 |
$1,576.09 | $666.79 | 42.31% | 511日 |
過去30年で1番の暴落率となったリーマンショックですが、暴落していた期間もかなり長いものでした。
それでは『2020年2月19日の年初来最高値$3393.52』に当てはめてみました。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落が止まる日 |
$3,393.52 | $1,435.68 | 42.31% | 2021/07/14 |
最安値は$1,500を切っていますね。ただドットコムバブル時と比べる暴落が終わる時期が1年早くなっています。
なので個人的には暴落率が高くなっても回復するまでの期間が早い方が生き残れそうな気がするので株価が早く下がって早く回復してくれるのを祈ります。
リーマンショックがなぜ起きたのか?に迫ったドキュメンタリー『インサイド・ジョブ 世界不況の知られざる真実 (字幕版)』は面白いので1度見てみて下さい。Amazonプライム会員なら199円で見れます。(無料じゃないのが残念です)
米中貿易摩擦級の株価下落が起きたらどうなるか?
1番最近起きた2018年末の米中貿易摩擦問題の時の暴落も振り返ってみました。
こうやって見ると2018年末の暴落はブルっていたんですが、ノイズレベルだったことが判ります。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落期間 |
$2,940.91 | $2,346.58 | 79.79% | 98日 |
米中貿易摩擦では結局はトランプ劇場の1つだったこともありリセッション入りはしませんでした。それでも8割近く株価が下がり3ヶ月間も継続していました。
このレベルの暴落ですが『2020年2月19日の年初来最高値$3393.52』に当てはめてみました。
最高値 | 最安値 | 暴落率 | 暴落が止まる日 |
$3,393.52 | $2,707.72 | 79.79% | 2020/05/27 |
2020年3月の米国株価はどうなるか?
現時点のS&P500の1ヶ月チャートをみてみましょう
現在の下落率は2月19日の$3,393.52から比べて、まだ87%の下落率でしかありません。
これで3月に入って何もなかったかのように急激に株価が戻して上昇を続けることもありますし、逆に今後2年以上に渡って株価が下落して元の株価を超えるのは20年後ということもあります。
大切なことは楽観と悲観の両方のシナリオを脳内で想像することだと思います。
そんな訳で私は3月もコツコツとVTIの買い増しを継続したいと思います。
まだまだ買い増してる途中なのに。。。ここ下げ止まるのか?
$120くらいまで落ちてくると思ってるけど🙄$VTI pic.twitter.com/Y18d3OViW0— 株JIN.com (@kabujincom) February 28, 2020
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