投資信託

ひふみ投信が守り重視で外国株と国内株を売却してキャッシュを増やす

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毎月初めにひふみ投信が先月の相場とひふみ投信の成績について振り返る動画を配信しています。

5月は株価が全世界的に大きく下がった月だったので、このひふみアカデミーでどういう配信になるか注目していました。

5月のひふみ投信vsTOPIXの騰落率比較

201905ひふみアカデミー01

やっぱり5月の下落は凄いですね。

TOPIXは6.52%も下落していました。

ひふみ投信はなんとかTOPIXに勝っていました。5.95%の下落でした。

ひふみ投信の保有銘柄推移

201905ひふみアカデミー02

まず目につくのが現金率が4月末2.0%だったのが、5月末5.3%と倍以上まで現金保有率を上げていました。

危機回避能力の高さはさすがプロって感じです。

5月は米中貿易戦争が過熱していて、先の読めない状況の中株価が落ち続ける相場でした。

こういうときにひふみ投信の藤野氏がどういう戦略で投資をするのか?について藤野氏は以下のように回答しています。

  1. 米中貿易摩擦とは関係ない銘柄を増やす
  2. 米中貿易摩擦で本来の企業価値よりも不当に下がっている銘柄を買う

 

①は、今回保有銘柄の9位と10位にあるフィンテック関連銘柄がそれに当たるようです。

将来的にアメリカでも財務のIT化は必ず来るは間違いなく、米中貿易摩擦からの影響も少ないと考えているそうです。

②では、電子機器の部品メーカーなど既に株価への影響が起きている銘柄を狙っているのかもしれません。

201905ひふみアカデミー03

ひふみ投信の今後はどーなるか?

まだまだ私は厳しいと思っています。

6月7日時点で1ヶ月間のひふみ投信vsTOPIXvsS&P500の騰落率を比較してみました。

1ヶ月間のひふみ投信vsTOPIXvsS&P500の騰落率を比較

20190607-ひふみ-topix-sp500-1ヶ月推移
青線:S&P500
赤線:ひふみ投信
緑線:TOPIX

直近1ヶ月をみると6月上旬で株価が反転して、3つとも似たように上昇しています。

これだけ見ると日本もアメリカもひふみ投信も似た動きしてるなぁ~って思います。

直近1年のひふみ投信vsTOPIXvsS&P500の騰落率を比較

20190607-ひふみ-topix-sp500-1年推移

2018年末で落ちた株価の戻りを見ると青線がぶっちぎりですよね。

この成績では、ひふみ投信に手数料1%を支払って運用してもらおうとは思えません。

2016年とか2017年くらいの成績に戻る気配を感じないと私は無理ですね・・

直近5年のひふみ投信vsTOPIXvsS&P500の騰落率を比較

20190607-ひふみ-topix-sp500-5年推移

5年間の比較をすればひふみ投信が圧倒的な成績になっています。

この上昇があったから、ひふみ投信の名前が有名になり人気No1の投資信託になりました。

しかし2018年からひふみ投信を始めた人のほとんどは損失を出しているので2019年に復活しないと下降する運命だと思います。


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