目次
以前紹介したVWOBもかなりの高配当ETFでした。
今回もSBI証券で購入可能な高配当ETFであるVCLTを紹介します。
債券ETF VCLTとVWOBを比較
比較項目 | VCLT | VWOB |
運用会社 | バンガード社 | バンガード社 |
経費率(手数料) | 0.07% | 0.30% |
保有銘柄数(分散度) | 1,983 | 692 |
トータル・リターン(1年) | 15.19% | 11.13% |
トータル・リターン(5年) | 5.80% | 4.97% |
純資産総額 | $4.057B(40.57億ドル) | $1.37B(13億ドル) |
分配金 | 毎月 | 毎月 |
分配利回り | 3.95% | 4.53% |
2019年9月時点
バンガード・米国長期社債ETF(VANGUARD LONG-TERM CORPORATE BOND ETF )は、ブルームバーグ・バークレイズ米国社債(10年超)インデックスのパフォーマンスへの連動を目指す。米国の投資適格長期社債市場への分散したエクスポージャーを提供する。当インデックスは、工業、公共事業、金融業の企業が発行する米ドル建て課税対象固定利付投資適格債券のうち、残存期間が10年超のもののパフォーマンスを測定する指数である。
VWOBでは新興国の政府債をメインに組入れられていますが、格付け構成比率としてBaa未満のランクに43%も組入れていました。
しかしVCLTでは米国の社債ですが格付け構成比率では全てBaa以上のランクしか組入れていません。
また、経費率も0.07%と0.30%で全然違っていました。
これなら現在の債券ETFの中にVCLTを組み入れても全然OKな気がしてきました。
VCLT長期チャート
2009年に出来た債券ETFです。そこから現在までの長期チャートがこちらです。
2018年末から一気に上昇して、今月からは下降していました。
このチャートをみるとどのタイミングで入るかは難しいですね。
まだまだ高値で推移しているように見えるのでしばらくは静観した方が良さそうかも。。
チャート比較 BND vs VWOB vs VCLTで比較
次は債券ETFのBNDとVWOBとVCLTで比較してみたいと思います。
この推移は配当込みのリターンを示したチャートです。
圧倒的にVCLTでした。ビックリです。
ただ、これを見るとVCLTはチャートが上がり過ぎじゃないの?って思っちゃいます。
あとボラティリティがVWOB<VCLTとなっているのは意外です。
それは、配当利回りは逆でVWOB>VCLTになっているからです。
この4年くらいはVWOBの方が配当利回りが高くて価格も安定しているということになりますからね。
チャート比較 VCLT vs S&P500
最後はS&P500と比較してみます。
比較する期間はVCLTが出来た2009年から現在まで比較してみます。
青いチャートの方がS&P500です。
こうして比べると株式投資の方が債券よりも優れたリターンを出すというのが良くわかりますね。
そして、このチャートを見れば見るほどリセッションがはじまるんじゃないのか?と不安になるくらいの綺麗な右肩上がりのチャートになっていますよね。
VCLTはポートフォリオとしてどうする?
米国企業の長期債券ということですが、配当利回りが4%前後あるので十分な利回りだと思いました。
現在は高値を推移しているように感じるのですぐに購入しようとは思いませんが、価格はチェックしつつチャンスがあれば買いたい高配当ETFだと思いました。
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