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りそなアセットマネジメント『みつぼしフライト』
先日ニュースを見ていたら95%元本保証の投資信託が紹介されていました。
コメンテーターは、元本保証という投資信託は高年齢な人から30代の比較的若い世代まで需要が大きいと紹介しておりインタビューされていた人達も元本保証は魅力的だと前向きなコメントでした。
その商品がりそなアセットマネジメントの『みつぼしフライト』という商品です。
その仕組みについて簡単にまとめてみます。
95%元本保証の仕組みについて
当然、投資なので評価額は上下します。
ただ95%を下回ると『繰上償還』が実施されると書かれています。
そこで、『繰上償還』って何??って調べたら投資を辞める(ストップする)ことを意味していました。
なるほど、そりゃー投資を辞めれば損失は拡大しません。
ただそれでもリーマンショック級の不景気になると急激に資産が低下します。
その場合95%を下回ることもありますが、その差額は保証されるそうです。
でも、保証する代わりに保証料として信託報酬に対して0.216%上乗せしているそうです。
将来の損失に対して保険として一定額を皆で支払うということです。投資をしてるのに保証を求めると保険が必要という難しい話になっていました。
投資環境に応じたポートフォリオの自動調整
経済状況に応じて、資産のポートフォリオを自動で修正してくれます。
しかも、ここの売買は無料です。(これは良心的です)
ただ、キャッシュが75%超となった資産状況でも信託報酬が取られる仕組みになっていました。
こんな感じです。
Twitter上では、この商品の仕組みに対して評判はかなり不評でした。
確かに最大の信託報酬が1.43%で目指す運用利回りが2.0%前後と言っていたので、この商品の客にしてみれば運用利回りは「2.0% - 1.43%」で0.57%の運用利回りにしかなりません。
今テレビでやってた、元本95%保証の
みつぼしフライト内容ひどいな…
キャッシュの割合で信託報酬変わるけどほぼキャッシュの状態で信託報酬0.2916%に保証料で+0.216%
最低でも0.5076%最大で1.436%
基準価格が一定ラインまで下がったら繰上償還… pic.twitter.com/mQOWK68ByX— john (@aaasml) July 16, 2019
元本95%保証って95%になったら自動償還という意味やった。こんな償還確率相当高い商品よく作ったな。保証料これで取る精神が悪魔。#みつぼしフライト pic.twitter.com/zSEGuGQbUv
— マウンテン (@mountain_corp) July 17, 2019
参考URL:みつぼしフライト
eMAXISSlimの信託報酬
信託報酬が圧倒的に安く、ネット上のユーザーから高い評価を受けているeMAXIS Slimがまたまた信託報酬の引き下げを発表されました。
最近、立て続けに信託報酬の引き下げを発表している印象です。
今回発表されたのは以下の3つの商品です。
- eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
変更前の信託報酬 | 変更後の信託報酬 | |
全世界株式(除く日本) | 0.142%以内 | 0.12%以内 |
全世界株式(3地域均等型) | 0.142%以内 | 0.12%以内 |
全世界株式(オール・カントリー) | 0.142%以内 | 0.12%以内 |
また、純資産が500億円を突破した先進国株式インデックスでも先日信託報酬の引き下げがありました。
参考URL:MUFG『eMAXIS Slimシリーズ』
数多くある投資信託から何を選択する?
投資信託ってどのくらいあるか?について調べると6,109本(2019/06時点)ものファンドが存在していました。(投資信託の主要統計等ファクトブック)
その6千もの数ある投資信託の商品から何を取捨選択するか?は最終的には購入する自分自身の責任となります。
ネット上では投資信託を選ぶポイントとして以下の2つに集約されます。(最近は売買手数料が無料なのは当然としてます)
- 信託報酬(手数料)の安さ
- 純資産総額の多さ
これって物凄くシンプルな物差しだと思います。
それなのに6千本もの商品がいまだに存在しているということが凄く不思議ですけど。。。
その不思議な商品として最初に紹介した「みつぼしフライト」の特徴は以下のようになっています。
- 95%の元本保証
- 信託報酬が最大で1.43%
うーん。世の中は不思議なことが多いですね。
私には全く理解出来ない。。。
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