日本株

5G関連銘柄アンリツ(6754)の株価推移と売上推移と配当について

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5G関連銘柄として注目されていたアンリツが最近株価を上昇させています。

フィスコでは3か月後の株価を2,500円と強気な予想をしています。

米国の計測機器メーカー業界最大手キーサイト(KEYS)(旧・アジレント)が2月末に発表した決算も市場予測を超えた好決算で5G関連は順調に伸びていると言われています。

特に2019年1月末に起きたサンバイオショックでバイオ関連銘柄から離れたお金が5G関連銘柄に流れたともネット上では噂されていました。

アンリツはどんな会社

20190310_アンリツ会社概要

元となった会社は1895年に創業した石杉社とかなり古い会社です。そこから多くの会社が吸収合併して現在のアンリツ(株)となっています。

メインの事業は「通信計測機器(T&M)」と「食品検査機器(PQA)」の2本柱となっています。

販売地域はワールドワイドで日本(34.6%)、アメリカ(20.3%)、欧州(14.9%)、アジア(30.2%)とバランスよく全世界に展開しているのがわかります。

20190310_アンリツビジネスサマリー 20190310_アンリツ事業概要

アンリツの株価推移と売上推移

株価が1月30日の2018年度第3四半期決算発表から上昇しています。

直近3ヶ月のアンリツ株価推移

20190310_アンリツ3ヶ月株価チャート

この株価推移を過去と比べる為にアンリツの長期株価チャートをみてみましょう。

アンリツ株価 2005年~2019年までの株価推移

20190310_アンリツ2005年以降の株価チャート

過去15年を振り返ってみても、かなりの高値推移していることがわかります。

そこまで5Gの需要があると見込まれているのでしょう。

さらに過去にさかのぼってアンリツの株価推移をみてみます。

アンリツ株価 1989年~2019年までの株価推移

20190310_アンリツ1989年以降の株価チャート
さらに30年前までさかのぼると、2001年頃に大きな株価上昇と急落があります。

この時期はITバブル(.comバブル)と言われていた時期に当たります。

それでは次にアンリツの売上推移を過去にさかのぼってみてみます。

安立電気株式会社設立時から現在までのアンリツ売上推移

20190310_アンリツ1955年以降の売上推移
確かに200年に売り上げが上がっているのが判りますが、1999年と比べても2割程度しか売上が上昇していないのに、株価は1000円前後から最高値で3,500円くらいまで上昇していました。

まぁーだからバブルって言われたのでしょうね。投資家が2000年に過度な期待を掛けていたんですね。

そこから考えると現在のアンリツの株価は急激に上がり過ぎな気もしませんか?

私は年内に一旦調整されると思っています。

また、アンリツが開示している資料(2018年度3Q決算資料)でも5Gが本格的にアンリツの売上に貢献するのは2020年以降と記載されています。

アンリツ5G主要ベンダーおよびオペレータの現状と見通し

20190310_アンリツ5G見通し

2020年 目標売上高・営業利益計画

2018年4月に発表されたアンリツの2020年中期経営計画では、その達成目標を以下のように決めています。

20190310_アンリツ2020年中経計画

つまり、アンリツの経営陣は2020年までは大きな売り上げを押し上げる要因はないので、経費を削減して営業利益率を倍増することで営業利益のV字回復を狙っていると言っています。

なので、現在のアンリツ社内では強力な経費削減をしていると想像します。それでどこまでの結果が残せるか?個人的には経費削減して利益を上げようとする会社はあまり好きにはなれません。

それよりも研究開発費を増やして5G以降の世界にも生き残れる技術獲得を目指して欲しいです。

アンリツの配当

20190310_アンリツ配当

2019年の配当について増配すると発表しています。これが株価が上がった要因ですよね。

そして、配当性向が35.5%となっています。

高配当銘柄の日産自動車の直近5年間の配当性向と比べても大きいことが判ります。

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日本企業の配当性向の平均値は3割程度なので、頑張って配当を出している企業だと思います。

2017年度の上場企業全体の配当総額は13.5兆円と過去最高を記録したが、純利益に対する割合を示す「配当性向」は3割程度と横ばいが続く。海外主要企業の配当性向は米欧が5割弱、アジアも3割後半となっています。(日本経済新聞より抜粋)

参考サイト

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