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最新のPwC調査レポートの予測で『2050年の世界GDP予測』が発表されています。
PwCとは『プライスウォーターハウスクーパース』の略でロンドンを本拠地とし、世界158カ国に180,000人のスタッフを擁する世界最大級のプロフェッショナルサービスファームです。
その調査結果によると
・2042年までに世界経済の規模は倍増
・2050年までにインドは米国を抜き世界第2位、インドネシアは第4位の経済大国となり、日本、ドイツなどの先進国を抜く見通し
・2050年までに主要経済大国7カ国のうち6カ国は新興国が占める見込み
・ベトナムは2050年までに世界で最も高成長を遂げる経済大国となり、予測GDPの世界順位は第20位に上昇
という世界が予測されています。
2030年/2050年までの世界各国の予測GDPランキング
2016 | 2030 | 2050 | ||||
順位 | 国 | GDP(10億米ドル) | 国 | GDP予測(10億米ドル) | 国 | GDP予測(10億米ドル) |
1 | 中国 | 21,269 | 中国 | 38,008 | 中国 | 58,499 |
2 | 米国 | 18,562 | 米国 | 23,475 | インド | 44,128 |
3 | インド | 8,721 | インド | 19,511 | 米国 | 34,102 |
4 | 日本 | 4,932 | 日本 | 5,606 | インドネシア | 10,502 |
5 | ドイツ | 3,979 | インドネシア | 5,424 | ブラジル | 7,540 |
6 | ロシア | 3,745 | ロシア | 4,736 | ロシア | 7,131 |
7 | ブラジル | 3,135 | ドイツ | 4,707 | メキシコ | 6,863 |
8 | インドネシア | 3,028 | ブラジル | 4,439 | 日本 | 6,779 |
9 | 英国 | 2,788 | メキシコ | 3,661 | ドイツ | 6,138 |
10 | フランス | 2,737 | 英国 | 3,638 | 英国 | 5,369 |
2016年~2050年までの年平均実質GDP成長率の予測
日本の成長率は本当に低いですね。年平均実質GDP成長率が2%前後です。日銀の3%成長率は難しいという予測になっていました。また、日本と同様にヨーロッパの各国も厳しい状況が予測されていました。
一方でベトナム、インドなどの東南アジアなどの新興国の成長率は凄い予測となっています。4%~5%です。日本の倍の成長率で経済が伸びていくと予測されていました。
これを見ると日本株、米国株に全て入れるのも危険な気すらしてきます。つみてたNISAで購入しているファンド『eMAXIS Slim新興国株式インデックス』の入金額を上げようかなぁ。って思うレベルです。
ただ、日本もマイナス成長ではなくてプラスに成長しているので日本に投資した株が総崩れとなることは考え難いです。
世界各国の人口ピラミッド(2019年→2039年)
日本人口ピラミッド(2019年と2039年)
団塊ジュニアと呼ばれる第2次ベビーブーム(1971年~1974年)に誕生した世代が40歳中盤となり、消費が活発な時期にきている。
そして20年後の2039年には団塊ジュニアがシニア世代となり少子高齢化が加速し始める。
2050年には女性の100歳以上の人口が100万人を超える見込み
米国人口ピラミッド(2019年と2039年)
米国は移民政策を上手く活用して理想的な人口ピラミッド長期間にわたり維持していく見通し
米国は人口、世帯数ともに毎年約1%ずつ安定的に増加している
人口は毎年300万人、世帯数は毎年100万世帯増加
中国人口ピラミッド(2019年と2039年)
生産年齢人口(15歳~59歳)は2012年から減少しており、さらに総人口も2023年頃から減少する見通しである点は注意すべきである
2016年1月から一人っ子政策が廃止され、二人っ子政策となったことで将来的に人口減少のペースは緩やかになると思われる
ブラジル人口ピラミッド(2019年と2039年)
ブラジルの国内人口は2012年12月に2億人を超えた。
人口ピークとなる2042年の推定人口は2億2840万人だが、2060年には2億1880万人にまで減少すると予想されている
インド人口ピラミッド(2019年と2039年)
インドは30歳未満の人口が多く、当面、生産年齢人口(15歳~64歳)比率の増加が見込まれ、2040年頃まで人ロボーナス期が続く見通しで長期的な経済成長が期待される
2022年頃には総人口で中国を抜き世界1になる見通し
リスクとしては高い経済成長を維持できず、雇用の創出が低迷すると社会不安を招く可能性がある
インドネシア人口ピラミッド(2019年と2039年)
インドネシアは、世界第4位の人口であり、今後も2070年まで人口が増加するとの予測があります。更に、生産年齢人口も2055年まで増えると期待されています。
インドネシアは、通貨が安定していることから、個人消費が拡大しており、消費財を始めとした小売業界に可能性があります。2020年までには、インドネシアで人口の約5分の1が中間層入りとされています。
参考サイト
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