雑記

2019年Fast Company革新的企業ランキングTOP10の企業を紹介!アップルは1位から17位に転落


米国ビジネス誌『Fast Company』が毎年発表している革新的な企業ランキングが2019年2月21日に発表されて2018年1位だったアップルが2019年は17位に転落したそうです。

そして私は2019年のランキングTOP10に入っていた上位企業はほとんどが知らない企業でした。

なので勉強も兼ねて1位から10位までの企業が提供している革新的なサービスについて調べてみました。

ちなみにランキングの選定方法は、米国ビジネス誌『Fast Company』の数十人ものスタッフが何千もの企業を対象にして革新的技術について、ビジネスや産業、文化への影響を精査して決定しているそうです。なのでこの雑誌が作った定性的ランキングです。

2019年の最も革新的な企業ランキング (Most Innovative Companies 2019)

’19-No 企業名 ’18-No 評価されたサービス概要
1 Meituan Dianping 中国 フード・デリバリーサービス、ホテル宿泊の予約サービスなど
2 Grab シンガポール ライドシェアサービス
3 NBA 10 米国 バスケットボールのNBAです。ストリーミングサービス
4 The Walt Disney Company 米国 動画ストリーミング「Disney+」
5 Stitch Fix 13 米国 AIによるファッションのサブスクリプションサービス
6 Sweetgreen 米国 サラダ専門店が開発したオンライン注文アプリ
7 Apeel Sciences 米国 農作物をコーティングして保存期間を2倍にした
8 Square 3 米国 フィンテック
9 Oatly スウェーデン 栄養素を最大限に環境への影響を最小限にする麦のミルク
10 Twitch 米国 Amazonが提供するストリーミングサービス

それでは、各社サービスについて調査した内容をまとめてみます。

1位 – Meituan Dianping(メイチュアン・ディアンピン)

20190304_Meituan-Dianpingのデリバリースタッフ

中国のユニコーン企業で美団点評と書くようです。

Meituan Dianpingは香港証券取引所での上場時(2018/09/20)に42億ドルを調達しています。

SBI証券の外国株でも購入可能でした。

20190304_美団点評SBI証券
Meituan Dianping(美団点評)は3億4000万人の利用者を抱え、フードデリバリーから配車事業、映画チケットの販売などを行っている。

いわばグルーポンとウーバーと、ウーバーイーツが合体したようなサービスで、470万社の企業が参加しており、ここからコミッションや配達費を得ている。

しかし、売上の大半はフードデリバリーからきており、昨年の売上の62%を占めていた。調査企業Trustdataによると、美団点評は市場規模が440億ドルと推定される中国のフードデリバリー市場の54%を握っている。

以下に2015年から2017年の利益推移を見てもフードデリバリー(青色)が急速に伸びているのがわかります。

20190304_美団点評売上推移

2位 – Grab

20190304_Grab事業
配車サービスアプリを提供している会社です。Uber(ウーバー)と同じビジネスモデルと言えばすぐに理解出来ると思います。

そして、東南アジアに進出していた本家Uberが東南アジア事業の全て(カンボジア、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)をこのGrabに売却したという事実でもGrabの勢いが判ると思います。

また、日本企業のソフトバンクグループ(主要株主)、本田技研、トヨタ自動車などからの出資も受けています。

さらに2019年には決算、ビデオサービスと事業の多角経営に挑んでいる。

そんな有望なGrab(グラブ)の株価ですが、残念ですが現時点では非上場企業です。

Grabが長年の野望としてきたスーパーアプリへの道を歩みはじめた。UberEats買収によるデリバリー進出やGrabPayによる決済事業進出は以前より展開していたが、今年に入りZhongAn(衆安保険)、オンデマンドビデオを提供するHOOQと提携を発表し、他分野での事業展開を加速し大変興味深い。

3位 – NBA

20190304_NBA_League_Pass
NBAがここに入るのは意外な感じですが、スポーツへのテクノロジーの導入は活発になっているのでNBAも同様に様々なハイテクを導入してエンターテイメントとしての価値を積極的に向上させているようです。

毎年世界中で10億人以上の人々がリーグ戦を観戦しており、ファンはどのようなデバイスでもバスケットボールの観戦が可能なプラットフォームを構築しています。

同リーグはNBA AR Appをリリースし、拡張現実感のあるポップショットゲームを立ち上げ、Snapchatなどのアプリを使った技術を試しました。仮想現実にも投資し続け、ファンが仮想映画館サイズのスクリーンでNBAリーグパスのゲームを見ることができるNextVR上映ルームを導入します。

4位 – The Walt Disney Company

20190304_Disney_plus
NBAに続きディズニーが革新的な企業ランキングにランクインするのも変な感じです。

選出された理由は、ディズニーが2019年末に提供する「Disney+」という動画配信サービスです。

かなりネットフリックスはピンチかも。

Disney+は米国にて2019年後半より提供される予定のオンデマンド型の動画配信サービス。Star Wars、Pixar、Marvel、ナショナル・ジオグラフィックといったブランドを含む、ディズニーが抱える多数のコンテンツが見放題となる、サブスクリプション型の料金プランも導入される予定となっています。現在、ディズニーは米国において、動画配信サービスのNetflixにコンテンツを提供していますが、Disney+の開始とともに、Netflixへのコンテンツ供給契約を打ち切り、Disney+での自社独占配信へと大きく舵を切ることになります。

5位 – Stitch Fix

20190304_stitch_fix
私が保有している銘柄がランクインしてて嬉しいです。(SBI証券の外国株式で購入可能)

スティッチ・フィックスのビジネスモデルを簡単に言うと『ビッグデータ+AIを使った洋服+アクセサリーのサブスクリプションサービス』ですかね。

最初に自分のパーソナルデータをサイトに登録します。その後、スタイリストがサイズや好みに合った洋服を5点選んで配送してきます。

もし、気に入った物がなければそのまま返品すればOKです。その時にはサービス利用料として$20を支払います。

もし、気に入った商品があればその代金が$20値引きされます。つまりサービス料金の負担が0円となります。

そうすることでスティッチ・フィックスにはユーザーが購入しても、しなくてもサービス料金$20が毎月入る仕組みになっています。

その分、ユーザーに送る5点の洋服やアクセサリーが気に入ってもらえないとユーザー離れに直結するので、この仕組みこそがこの会社の最大の特色になります。

その特色が、『スタイリスト(人)+ビッグデータ+AI』という人と最先端技術を上手く融合することでアクティブユーザー数(お客様)を2019年Q1時点で290万人も獲得しています。

20190304_stitch_fixユーザー数と利益推移
2019年Q1の結佐発表ではアクティブユーザー数が前年比で22%も上がっていましたがアナリストはもっと高い数字を予想していたために株価は大きく下げています。

ただスティッチ・フィックス社では上記のようにアクティブユーザー数も収益も20%以上も上昇させています。

6位 – Sweetgreen

20190305_sweetgreen
Sweetgreenは、アメリカのサラダ専門ファストカジュアルダイニングです。

2018年11月13日、2億ドル(約228億円)の増資を発表した「スイートグリーン(Sweetgreen)」は、単にサラダを提供するだけでなく、最新テクノロジーを導入し積極的なコミュニティー作りを行なう中で販売網を拡大してきました。

この増資で時価評価額10億ドルを超えるユニコーン企業となった同社は、さらに拠点を拡大する一方で今後は顧客へのカスタム対応したサラダの提供や新規業態への発展を検討しています。

Sweetgreenは、2007年8月に名門私立大学ジョージタウンのビジネススクールを卒業したNicolas Jammet、Nathaniel Ru、Jonathan Nemanによって設立されました。

現在全米8つの州で90店舗を運営する同社は、アプリによる事前オーダーはもちろん昨年には全店で「キャッシュレス」を導入済みです。

今後同社はただのレストランチェーンを超え、そのデータ分析力を持って、さらに顧客ごとの「カスタマイズされた」サービスを提供しようとしています。

Sweetgreenのメインターゲット層は「ミレニアル世代」や「Z世代」で若い世代ほど価格が高くても健康志向な食品を取る傾向にあるそうです。

先ほどのStitchFixでも同じでしたが、顧客情報をビッグデータとして蓄積してAIによる分析結果をフィードバックすることで小売業は大きく変わろうとしているように思います。

7位 – Apeel Sciences

20190305_ApeelSciences
米カリフォルニア州で2012年に創設された「Apeel Sciences(アピール・サイエンシーズ)」は、青果物の劣化を遅らせる特殊素材「Apeel(アピール)」を開発するスタートアップ企業です。

2018年6月には、会員制倉庫型卸売小売チェーンのコストコらと提携し、「Apeel」を皮に塗布することで鮮度を2倍長持ちさせたアボカドを米国中西部の店舗で販売し始めた。

「Apeel Sciences」は、これまでに、マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏とその妻が主宰する慈善基金団体「ビル&メリンダ・ゲイツ財団」らから合わせて4000万ドル(約44億円)を調達している。

以下は「Apeel(アピール)」の効果を見るためにアボカドで実験したときの写真です。26日経過してもApeel有りと無しでは全然違うのが良く判ります。

世界のフードロス問題の解決に繋がる発明だと思います。

20190305_ApeelSciences効果

8位 – Square

20190305_Square
スクエア社はフィンテック銘柄の代表格なので今更説明は不要かもしれませんが。。

スマートフォン用のクレジットカード読み取りドングルを2010年に発売してから、Square社は決算に関する革新的企業であり続けています。

2018年10月には、ワイヤレス接続、タッチスクリーン、およびレシート印刷機能を提供する、1台のスクリーンカード読み取り装置『Square Terminal』を発表しました。

さらに個人間送金サービス「Square Cash App」ではビットコインの取り扱いも2018年に開始しています。

2018年Q4決算では、売上高は9億3300万ドルで前年比で51%増となり、通年でも33億ドルで前年比49%増となっています。

【米国株】スクエア(SQ)Q4決算発表で株価はどーなる?(2019/02/27)米国フィンテック銘柄のリーディングカンパニー・スクエア(SQ)社の2018年度通期決算発表がありました。ニュース記事には150ドルの目標株価となると高い評価を下すアナリストもいますが、どうなるでしょうか?...

9位 – Oatly

20190305_oatly
植物性のミルクの1つでオーツ(麦)ミルクを作る透明性の極めて高いスウェーデンのブランドが「Oatly」(オータリー)です。

牛乳のような動物性のミルクが環境を壊しているという理由から植物性のミルクが注目されています。

「栄養素を最大限に、 環境への影響を最小限に」をポリシーに運営しているブランドです。

大気中に放出される二酸化炭素の14.5%が家畜によるものなので、Oatlyのオーツミルクなら牛乳と比較して1リットルを生産するのにあたり排出される二酸化炭素が8割も少なくなるようです。

10位 – Twitch

20190305_twitch
TwitchはAmazonが提供するゲーム特化のライブストリーミングサービスです。

私はゲーム配信は1度も見たことがないので知りませんでしたが、ワールドワイドで月1億人以上が視聴しているゲーム実況プラットフォームだそうです。

視聴者はチャットで話したり投げ銭したりと動画配信サービスと同じことが出来るようですね。

eスポーツが流行っているくらいなので需要は多いのでしょう。

1位から50位までの革新的な企業ランキング

20190304_2019年革新的な企業ランキング
11位以下で私が知っている企業は、15位のアリババグループと17位のアップルくらいでした。

2018年の最も革新的な企業ランキング (Most Innovative Companies 2018)

20190304_2018年革新的な企業ランキング

2018年ランキングには私でも知っている有名ハイテク企業が並んでいました。

1位にアップル、2位にネットフリックス、3位にスクエア、4位にテンセント、5位にアマゾンと9位スポティファイ、12位インスタグラム、14位スペースX、15位ウォルマートとなっています。

それに18にには任天堂も入っていたんですね。

たったの1年でがらりと変わったということは、それだけ世界は進化し続けている証拠でしょうね。

【参照サイト】

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