株式投資をやっていることを人に言うとギャンブラー扱いされてお金を無駄にしないように諭されるという話はよく聞きますよね。
株式投資を競馬やパチンコと同等に考えている日本人が多いのも事実です。
さらには株式投資をするなら宝くじを買った方が良いと考えている人もいるようです。
そこで今日は金融リテラシーの大規模なアンケート結果から投資が多くの人達が嫌っている理由がわかるので紹介します。
ギャンブルと投資の違いは期待値
一方でギャンブルや宝くじと株式投資の決定的な違いは『期待値』だとよく言われています。
わかりやすく言うと、ギャンブルや宝くじは運営する人達の経費が必要で運営者が1番儲ける仕組みになっており、残りのお金を分け合うゲームで全体で見ると100%マイナスになる仕組みになっています。
ちなみにギャンブルで期待値が1番高いのはパチンコになります。逆に期待値が1番低いのが宝くじになるそうです。
私のイメージは真逆でした。笑
そして株式市場で運営者といえば証券会社を思いつきますが、彼らは売買手数料で利益を上げています。
なので株式が上がり続けても売買する人が多いほど儲かるビジネスなので株式市場が上下するのに運営側という存在はありません。
資本主義が反映すれば勝ち続け、資本主義が衰退すれば負けるというゲームだと私は思います。
金融リテラシーの調査からわかる日本人の投資嫌い
2019年の金融リテラシーの調査結果にこのようなアンケート結果がありました。
『期待収益率5%の投資に対して、77.3%の人が投資はしないと回答しています。』
この結果から日本人は投資を避ける損失回避傾向が強いことがわかった。
とにかく1円でも損失を出す可能性があるものには手を出したくないと思う心理も理解できなくはありませんが、儲かる可能性が高ければ儲ける方に掛けたいと思わないのか?が不思議です。ポジティブ思考とネガティブ思考の関係と似ていますね。
男女と年齢別で投資を避ける損失回避傾向が強い割合
男性 | 女性 | |
18歳~29歳 | 63.9% | 87.4% |
30歳代 | 61.9% | 87.1% |
40歳代 | 65.2% | 88.4% |
50歳代 | 71.3% | 87.5% |
60歳代 | 72.8% | 87.0% |
70歳代 | 68.9% | 84.3% |
合計 | 67.4% | 87.0% |
この結果を見ると圧倒的に損失回避傾向が強いというのがわかる調査結果です。
若い男はイケイケなのでリスクON傾向が強いと思っていましたが、それでも6割がリスクを避けるという結果でした。
また女性は年齢に関係なく全体的に損失回避傾向が強いという結果が出ています。
これは、投資家に女性が少ないというイメージと合う結果でした。
投資を人に勧めてはダメな理由
このアンケート結果から明らかに投資をしないという人の割合がとにかく多いのがわかります。
なので家族や友人など親しい間柄の人にでも投資の話をしてノッて来ないのも当たり前だと思いました。
男性で7割、女性なら9割の人達が損失回避傾向が強い人達なので話が合う訳がありません。
TwitterなどSNSでは投資好きな人達が集まっていますが、リアルの世界で投資好きな人を探すのは至難の業ということでしょう。
参考記事:『金融リテラシー調査(2019年)』
さらに日本人の金融資産の半分以上が現金・貯金だというデータもあります。
これを見れば投資をしているというだけで白い目で見られることも納得です。
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