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月1回でレオス・キャピタルワークスがひふみ投信の運用結果についてネット配信しているひふみアカデミーの内容を簡単にまとめました。
2019年1月は、なんとかTOPIXと比べてひふみ投信が上昇率で上回ったようです。
ただ、今後の相場について楽観することもなく悲観することもないような発言があったので余談の許さない状況は2019年2月以降も続きそうです。
直近では米中貿易問題も再燃していることを見るだけでも十分に市場を注視する必要が伺えます。
・TOPIXよりもひふみ投信が上昇率で上回った
・2月の株式市場が継続して上昇する可能性は低い
ひふみ投信 1月の振り返り
・TOPIXの1月の上昇は4.92%だったのに対してひふみ投信は6.53%の上昇となりました。
・12月の下落に対する反発で、12月の下げ率に対して半分戻しただけとも言えます。
東証業種別株価指数 月間騰落率
・小売業以外は全てが1月にプラスに推移しています。
ひふみ投資 保有銘柄推移
・ほとんど入れ替えはありません。
・大きい変動として4位のガンホー・オンライン・エンターテイメントと6位のアンリツです。
・ガンホーは、株価が大きく上がっているので利食いをしていますが、アンリツはそのまま保有しています。アンリツの担当者と話しても5Gの影響はまだ大きな比率を占めていない状況だが、非常に良い決算となっている。(つまりは今後の株価上昇が期待出来る)
ひふみ投信が保有する銘柄大分類の推移
・ひふみ投信の大きな特徴と言える内需・グロース株の比率は1年前から同じ
・外国株をバリュー株、グロース株で減らして国内バリュー株を増やしている
1月相場の振り返り
アップルショック、米ISM製造業景況指数の悪化などの影響で相場急落となっていた。
その懸念材料が後退しています。
・中国人民銀行の景気刺激策発表
・中国経済対策~大幅減税
・米中通商協議の進展への期待~追加関税後退(※最新のニュースでは懸念が再燃しています)
・FOMCの追加利上げ観測の後退(今後の利上げ、バランスシート縮小に関しての慎重姿勢)
・米国半導体企業の決算スタート~業績悪化の懸念後退
これらの状況で、
世界景気の悪化懸念が後退し、1月の日本株式市場が上昇した
直近1ヶ月の騰落率を示すグラフが濃い青です。これを見ても1月の好調ぶりが良く判ります。
現状TOPIXの水準は高いか低いか?
CAPE:景気サイクルを考慮したPERを示したもの
・米エール大学ロバート・シラー教授が考案した株価の割高感を図る投資指標
・過去10年間の平均利益に物価変動を加味した値を一株利益として指数を算出
株価水準のピークとなっていたのが、1990年後半のITバブル(.comバブル)だったり2007年リーマンショック直前の株価上昇の時だったことが判ります。
一方で最近の株価は、その時代と比べても全く株価ピークとはなっていませんでした。なので、2018年末の株価下落でもそこまで恐れていませんでした。
逆に言うと、1月の株価上昇がこのまま続くとも思えない水準となっています。
今後のひふみ投信
・市場全般として、2月相場は簡単ではない。大きく下げることは思っていませんが、1月のように大きく上げるとも思っていません。
・インデックス指数が2月に1月と同じ調子で戻すことはないだろう
このひふみ投信・藤野氏のコメントを聞いて2月の株購入は様子見状態を継続したいと思いました。
時間に余裕のある人はYoutubeで動画をご覧ください
【参照元:ひふみアカデミー】
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