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月1回でレオス・キャピタルワークスがひふみ投信の運用結果についてネット配信しているひふみアカデミーの内容を簡単にまとめました。
2019年2月もTOPIXと比べてひふみ投信が上昇率で上回ったようです。
今月のトピックとしては保有銘柄の割合TOP10内に米国のOLLIという謎の会社を保有したというニュースです。そこでOLLIって会社について少し調べてみました。
・TOPIX(+2.60%)よりもひふみ投信(+4.78%)が上昇率で上回った
・2月の保有銘柄ランキングに米国株OLLIが6位に入りました
ひふみ投信 2月の振り返り
・1月は、TOPIXよりひふみ投信の方が1.61%(6.53%-4.92%)勝っていましたが2月はTOPIXよりひふみ投信の方が2.18%勝っていたので徐々にTOPIXとの差を開きつつあるとも言えますが、米国のS&P500と比べるとまだまだなのが実情です。
東証業種別株価指数 月間騰落率
※騰落率:ある期間の始めと終わりとで価格がどれだけ変化した比率
・2月は1月よりも全業種で伸びが落ちています。1月に上がり過ぎた調整であれば良いのですが・・・3月上旬の相場は全世界的に不安になるレベルで下落を続けています。
ひふみ投資 保有銘柄推移
・大きい変動として6位にOLLI(Ollie's Bargain Outlet Holdings Inc)が入っています。全く聞いたことのない会社です。
OLLI(オリーズ・バーゲン・アウトレット)ってどんな会社?
オリーズ・バーゲン・アウトレットの店内写真がこちらです
アメリカ版ドン・キホーテということなので、そう思えば理解しやすいです。
この会社のビジネスモデルは、シンプルな”安く仕入れ安く売る”というスタイルです。
この”安く仕入れる”手段がオリーズが伸びているポイントらしく、潰れた会社から仕入れているそうです。
そしてアメリカでは小売業はAmazonによって多くの店舗がつぶれています。そんなAmazonの快進撃で潰れた会社を狙って仕入れているのがオリーズ・バーゲン・アウトレットだということです。
なるほど、ハイエナ戦法とも言えますが確実に売り上げも伸びて結果を出している会社です。
すごい会社に目を付けたなひふみ投信と思いましたが、動画で藤野氏も言っていますが既にOLLI株価は高値で推移しているそうです。決して割安株というわけではないそうです。
OLLI5年株価チャート
ひふみ投信が保有する銘柄大分類の推移
国内、米国、欧州、中国でEPSとPERを比較
EPS:1株当たりの企業の利益(当期純利益)
PER:1株当たり純利益の何倍の株価になっているか?
青が日本の株指数、赤がアメリカの株指数、灰色がヨーロッパの株指数、黄色が中国の株指数です。
日本以外は、左側のEPS(1株当たりの企業利益)が2019年に入って戻りつつあります。しかし、青の日本を見ると戻るどころか下降し続けています。
これが日本の株価が2019年に入っても世界と比べて戻りが遅い1番の理由だそうです。
確かに右側のPER(株価の人気指数)は青の日本のチャートの戻りが赤のアメリカや黄色の中国と比べると全然戻りが弱いことがハッキリとわかりますね。
今後のひふみ投信
・4月は毎年ひふみ投信のパフォーマンスは良くないケースが多い
・今後本決算が出る時期(4月~6月)に入るので、来年度の見通しがどうなるか?について見極めていきます。
時間に余裕のある人はYoutubeで動画をご覧ください
【参照元:ひふみアカデミー】
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