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SBI証券の投資信託売上順位で『ひふみプラス投信』が2位、『ニッセイ日経225インデックスファンド』が1位でした。
そこで、今回は『ニッセイ日経225インデックスファンド』について調べてみました。
そして、調べてみたらやっぱり『eMAXIS Slim 国内株式』が良いよねって結論になった話です。
ニッセイ日経225インデックスファンド概要
「ニッセイ日経225インデックスマザーファンド」を通じて、日経平均株価(225種・東証)の動きに連動すること目指して運用する。
2004年1月から2019年3月までの基準価格推移
2004年から始まっているファンドでリーマンショック以前からあったファンドです。
確かにリーマンショックがあった2008年頃には基準価格を大きく下げていますが現在はリーマンショック以前の基準価格よりも上回って推移しているのがわかります。
また、基準価格が上昇し始めた2013年頃からファンドに預入された金額”純資産総額”も大きく増えていました。
2019年2月末時点の組入上位10業種
順位 | 業種 | 比率 |
1 | 電気機器 | 16.6% |
2 | 小売業 | 13.3% |
3 | 情報・通信業 | 11.2% |
4 | 医薬品 | 8.8% |
5 | 化学 | 8.7% |
6 | 運送用機器 | 5.6% |
7 | サービス業 | 4.8% |
8 | 機械 | 4.7% |
9 | 食料品 | 4.6% |
10 | 精密機器 | 3.6% |
1位の電気機器という業種を見ると電機メーカーを思いつく人が多そうですが、電気機器の多くは電子部品メーカーが多くあります。
最近の日本メーカーがダメだと言われているのは最終製品を作っているメーカーです。逆に電子部品では日本優位な状況は昔から変わっていません。
2019年2月末時点の組入上位10銘柄
順位 | 業種 | 比率 |
1 | ファーストリテイリング | 9.0% |
2 | ソフトバンクグループ | 5.3% |
3 | ファナック | 3.2% |
4 | KDDI | 2.8% |
5 | 東京エレクトロン | 2.6% |
6 | テルモ | 2.4% |
7 | ユニー・ファミリーマートホールディングス | 2.2% |
8 | 京セラ | 2.1% |
9 | ダイキン工業 | 2.1% |
10 | セコム | 1.7% |
組入れ銘柄の1位は圧倒的にファーストリテイリングの保有が多かったです。次いで2位がソフトバンクグループですね。
1位と2位を合わせると全体の14.3%を占めていました。
なので、『ニッセイ日経225インデックスファンド』を購入する人は組入れ上位2銘柄の会社の将来性をネガティブに考えている人はお勧め出来ない投資信託になりますね。
ニッセイ日経225インデックスファンド・年間収益率の推移
過去10年間で見ると2010年と11年の2年のみがマイナスですね。
けど、一番酷い年が2008年のリーマンショック直後の年ですが、それは載せていないですね。。。流石にパンフレットでは載せられないですよね。
ですが、2008年のチャート見れば判ります。
2008年ニッセイ日経225インデックスファンドのチャート
2008/01/04基準価格:13,945円
2008/12/31基準価格:8,532円
(8,532円/13,945円*100) = 61.2%
なので、2008年は"-38.8%"だったことが判ります。
これは、インデックスファンドなので当然ですね。日経平均と連動するので当然のリスクですね。
ニッセイ日経225インデックスファンドよりもeMAXIS Slim 国内株式の方が手数料が安い。
ニッセイ日経225インデックスファンドの手数料は、”信託報酬 (税込)/年:0.27%”でした。
『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の手数料は、”信託報酬 (税込)/年:0.1674% ”なんですよね・・・
そこで、『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』の組入れ上位業種と上位銘柄を調べてみます。
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)の組入上位業種と銘柄
とニッセイ日経255インデックスファンドとほとんど同じ構成でした。
そもそもファンドの仕組みが同じなんですよね。
2つの商品とも日経255マザーファンドを通じて投資していました。
なので、これから投資信託を始める人で国内株式のファンドを検討しているのであれば『eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)』か『eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)』を検討した方が良いと私は思いました。
同じ構成銘柄を保有しているファンドなら手数料が安い方が良いに決まっています。
参考サイト
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