日本人の多くは定期預金に高額のお金を預けるという資産形成を選択しています。
確かに流動資産として銀行や郵便貯金に預ける定期預金は素晴らしいです。
しかし、最近では「つみたてNISA」、「iDeCo」、「確定拠出年金」、「投資信託」、「ETF」など投資に関する多くの用語がネット上や雑誌などには溢れています。
それで投資について興味のある潜在的な投資家予備軍はかなりの数がいるでしょう。
本日は、これから投資を始めようか?悩んでいる人の助言になればと思い記事を書いています。
※つみたてNISAや確定拠出年金について、ご存知ない方は以下に詳細記事があるのでご覧ください。
私の「つみたてNISA」資産運用実績を公開
長々と書くよりも、まずは私のつみたてNISAの現状をお見せします。
ただ2018年は損失(赤字)でしたが、それでも継続して現在はこのように3%を超える含み益が出ています。
まだ私は1年ちょっと(14か月)しか継続していません。
私はつみたてNISAを制度の上限である20年間継続するつもりです。
最新の投資信託口座状況はこちらにまとめています。
つみたてNISAと定期預金で資産運用を比較してみる
以下2つの条件で年間40万円(月額33,333円)を20年間積立し続けた場合のグラフを作成しました。
- つみたてNISAで平均年利3%の運用利回りがある場合
- 銀行または郵便貯金の定期預金で年利0.01%の運用利回りがある場合
継続年数 | つみたてNISA(年利3.0%) | 定期預金(年利0.01%) |
1年目 | 400,000円 | 400,000円 |
2年目 | 812,000円 | 800,040円 |
10年目 | 4,585,552円 | 4,001,800円 |
20年目 | 10,748,150円 | 8,007,605円 |
20年間で、なんと270万円もの差が発生しています。
たったの年利2.99%の差が20年間という時間を経過させるとこんなにも変わっています。
この現象は、複利の力と言われていてけっこう有名です。
運用リスクは全てに存在している
ただ、当然ですがつみたてNISAで運用して平均年率3.0%で資産運用が出来る保証はありません。
逆に20年目に株式市場が大暴落して損失が出ているリスクもあります。
なので、定期預金派の人達は1000万円以下なら銀行破綻しても国が保証してくれるから金利が雀の涙ほどでも定期預金がベスト!と思っている人も多いでしょう。
しかし、定期預金で元本が保証されていてもリスクはあります。
それが、インフレリスクです。
モノの値段が上がり、お金の価値が相対的に下がることをインフレと言います。
日本は長い間デフレと言われている状況なので、関係ないという信念で定期預金をしている人には何も言えません。
しかし、インフレリスクを把握せずに定期預金に全ての資産を預けている人ってかなりの人数が居そうです。
なので、貯金に預けても投資信託に預けてもリスクのない選択肢はないということを理解しましょう。
その全てのリスクを考えて、どうやって資産を守るか?が重要になります。
最後に投資について考えている人へアドバイス
アドバイスと言える結論は、この記事では出せません。
と。。。身も蓋もないことを書きますが、それが事実です。
どれに預ければ良いと断言している人がいたら詐欺だと思ってください。
なぜなら、未来は誰にも判らないからです。
そして人々は、リスクとリターンを天秤に掛けながら必死に資産形成を頑張っているんだと思います。
ここでつみたてNISAを絶対に始めましょうとは断言できません。
私が最後に言えるのは、お金を定期預金にしか預けていない人は、資産運用を勉強してリスク分散を考えた方が良いかもしれませんよ。ってことくらいです。
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