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メガチップスの通期決算で赤字拡大!配当も株主優待も減配決定!さらにリストラも実施

株JIN.com(@sasa109sasa)資産運用ブログへようこそ。

メガチップスという半導体ベンダーをご存知でしょうか?

知っている人はかなりの半導体業界に精通している人でしょう。

私も最近まではどこかの半導体ベンダーの再編で最近できた会社くらいにしか思っていませんでした。

意外なのが、1990年に7人でメーカーからスピンアウトして日本では珍しかったファブレス半導体ベンダーを立ち上げていました。また2000年には東証1部上場するまでに急成長した叩き上げの会社です。

経営原則は1990年当初から変わっていません。

1.会社の発展と社員の幸せの一致を図る。
2.自主独立で発展する。

しかし、今回の赤字決算により900人弱いる社員数の5%に当たる40人程度のリストラをしないと”自主独立で発展する”という理念を継続出来ないというのも皮肉なものですね。

2018年度Q3 メガチップスの決算内容について

2019年3月期 3Q 2018年3月期 3Q 対前年同期増減率
売上高 81,233 67,369 +20.6%
経常利益 1,563 2,435 -35.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 47 1,853 -97.4%

※単位:百万円

2018年度第三四半期としては売上高は20%上昇したのですが利益は大幅に落ち込んでいます。

ポイントとしては以下の3点だとメガチップスは言っています。

  1. ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリ)の需要が増加しました。
  2. 企業買収によるのれん及び無形固定資産の償却費が19億7千5百万円発生しました。
  3. 将来に向けた開発投資により研究開発費が57億円(前年同四半期比23.8%増)となったこと等により 、各利益が減少しました。

これを簡単に言うと

『会社の売上は好調なんだけど、将来の為に投資したから利益が減っているだけです。』

ってことだと思いますが、同時に発表された通期業績予測の修正内容が問題でした。

この通期業績予測で株価は大きく下がってしまいました。

18日の取引後に決算発表をして翌日の株価は前日比で-9.5%も下落しました。

2019年3月15日~22日のメガチップス 週間チャート

20190322_megachips株価週間チャート

2018年度通期業績予測を修正

売上高(百万円) 営業利益(百万円) 経常利益(百万円) 1株当たりの当期純利益(円)
前回発表予測 A 100,000 900 300 -32.16
今回修正予測 B 95,000 400 200 -87.30
増減額 B-A -5,000 -500 -100
増減率(%) -5.0 -55.6% -33.3%
2018年3月期実績 89,029 2,709 2,207 90.05
業績予測修正の理由

2019年3月期通期の連結業績予測について、構造改革に係る特別損失を計上する見込みとなったことにより親会社株主に帰属する当期純利益を減額修正します。あわせて、デジタルカメラ向けLSI及びアミューズメント向けLSIの需要が当社独自の予測に基づく前回想定値を下回る見込みとなったため、売上高及び各利益を減額修正します。なお、経常利益は連結調整に伴う為替差益の発生見込みを含めて上記の減額修正をしています。

メガチップス リストラ発表

希望退職者の募集概要
対象者 2019年3月31日時点で在席する満年齢35歳以上の社員
本制度発表時点で指定する部門に所属する社員
応募人数 40名程度
応募期間 2019年3月25日から2019年5月31日まで
退職日 2019年6月30日
優遇処置 特別退職金の支給並びに希望者に対する再就職支援

メガチップスはこのリストラ発表で特別損失として3億円を計上しています。

つまりリストラ対象者への平均特別退職金は以下の計算で求められます。

3億円 ÷ 40名 = 750万円

2014年に同じ半導体ベンダーのルネサスがリストラを実施していますが、その時の割増し退職金の平均額は457万円でした。

ルネサスと比べると割増し退職金は高い金額ですが、35歳以上の人が慣れた会社を離れて転職活動をするには心もとない金額に私は感じます。

最近リストラがあった企業の平均割増し退職金はこちら

富士通リストラ
富士通で2019年早々リストラを発表!陰湿なリストラが着々と進行中富士通のリストラ報道が2018年10月にありました。表面上では5000人規模で間接部門からSEへの配置転換でしたが、職種を変えたくない人向けに早期退職制度も準備していました。その早期退職に3000人が応募したというニュースです。...

メガチップス 減配発表

メガチップスが、株主優待制度の変更と2019年3月期の期末配当予想を減配を、2019年3月18日に発表しています。

配当金を34円から17円に減配が決定

20190322_megachips2019配当

2019年3月期の配当について1株当たり17円の配当を決定しています。去年の配当金額と比べると半額になります。

2014年から増配はなかったものの、毎年34円を継続していたのですが一気に半額にまで減配していることを考えると会社の将来性が心配にもなります。

メガチップス 2014年3月期~2018年3月期までの配当推移

20190322_megachips配当推移

メガチップス役員報酬の減額

執行取締役全員の役員報酬について、2019年3月期にかかる役員賞与の支給を全部カットする。

また、今期取締役任期満了までの3ヶ月間の月額報酬を30%~45%カットする。

メガチップス 株主優待制度を改定

変更前の株主優待

保有株式数 株主優待内容
100株以上 百貨店カタログギフト(2,000円相当)
300株以上 百貨店カタログギフト(3,000円相当)
500株以上 百貨店カタログギフト(5,000円相当)

変更後の株主優待

保有株式数 株主優待内容
100株以上 百貨店カタログギフト(2,000円相当)
500株以上 百貨店カタログギフト(4,000円相当)

参考情報

メガチップス投資家情報と創業者ヒストリーを参考にしています。

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