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メタップスが2019年4月15日大引け後に2Q決算発表をしました。
kabutanニュースでは以下のように記載されていました。
メタップス <6172> [東証M] が4月15日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。19年12月期第2四半期累計(18年9月-19年2月)の連結税引き前利益は前年同期比4.9倍の17億円に急拡大した。直近3ヵ月の実績である12-2月期(2Q)の連結税引き前利益は前年同期比27.8%減の2.2億円に減り、売上営業利益率は前年同期の12.2%→9.0%に低下した。(引用元ニュース記事)
本業の売上高や売上営業利益はダウンしていますが、2Q全体の営業利益は大幅に上がっています。これは、以前ニュースにあった関連会社(pring)株式の評価益が大きな影響です。
この決算ニュースを受けて、PTS(時間外取引)で株価は上昇していますが出来高は数百株程度なので明日にならないと市場がどう評価しているか?は見えてこないでしょう。
それでは、簡単にメタップス2Q決算発表の資料を見ていきます。
メタップス(2019年2Q) 上期決算概要
- 過去最高の半期粗利及び四半期粗利を達成
- 関連会社株式の評価益もあり、営業利益は17億円(前年同期比417.2%増)
- 既存事業の収益力強化を進めつつ、新規事業開発に約6億円の積極投資を実行
- ICOの会計処理が確定し、対象となる繰延収益を当期より売上として認識開始
メタップス(2019年2Q) 業績サマリー
本業の売上、利益ともマイナス成長でした。
ただ、既存事業の売上の上下推移はあまり気にしていません。
それよりも新規事業がどうなるか?が私の興味の全てです。
また利益は過去最高を更新でしたが、中身は子会社の株価売却益なので私はあまり関心はありません。
メタップス(2019年2Q) 売上高推移
これまでに利益の出ていなかった事業はメタップスの決算には入らないようにしているので、売上高が前年同等でも利益率は上がっています。
ただ、それでも売上高は大切なので新規事業が立ち上がって売上高が上昇するようになって欲しいです。
メタップス(2019年2Q) 売上総利益推移
売上総利益推移は成長しています。前年度に既存の事業について整理したことが大きな要因でしょう。
個人的には”利益”よりも”売上高”を増やすことを目指して欲しいですね。
メタップス(2019年2Q) ファイナンス事業
ファイナンス部門は減収減益となっていました。
暗号通貨の価格変動が今後ファイナンス部門の売上として計上されるようです。イーサリアムが大きく値上がりしたらメタップスの決算もヤバいことになるでしょうね。
まぁーそんなことで上昇しても意味はありませんけど。
また新規事業展開にも資金投入をしているようです。
成長著しいFinTechの分野において、給与即時払いサービス「CRIA」やスクール・定額制サービス向けの業務管理ツール「会費ペイ」など様々な新規サービスを展開。ファイナンス関連事業の中核である韓国子会社のMetaps Plus Inc.において、暗号資産交換所サービス「UpXide」、ブロックチェーンゲーム「DIGSTAR」等の新規事業に積極的な投資をした。(引用元:2019年12月期 第2四半期報告書)
メタップス(2019年2Q) マーケティング事業
マーケティング部門は、売上高も利益も大幅に上昇していました。
こちらは順調に事業を展開しているようで安心しました。
前連結会計年度に買収したKOL Media LimitedやMetaps & Luminous Media International Corporationを活用し、日本及び中華圏の顧客に対するマーケティング提案内容の充実を図り、顧客のニーズに対して幅広い選択肢を提供できる体制を整えました。国内事業においては、競合他社とのサービスの差別化をより加速すべく、業務体制や事業戦略の見直しを行いました。(引用元:2019年12月期 第2四半期報告書)
メタップス(2019年2Q) 海外事業について
事業展開の売上割合が国内と海外で逆転していました。
おそらく韓国メタップスの頑張りが大きいと推測します。日本事業も負けずに切磋琢磨して良い方向で競争をして欲しいです。
meetaps/ミータップス(オウンドメディア)について
メタップスが2019年4月1日から社内の出来事を発信するオウンドメディア『meetaps/ミータップス』を立ち上げていました。
株主は要チェックです
※佐藤さんが全く出ていないのが寂しい感じでした。。。
メタップス 保有株の今後の方針について
今回の決算を受けて、私はメタップス株主として残ろうと思いました。
というか、「株主を辞めるような理由がなかった」という表現の方が正しいです。
凄く良い決算発表ということはなかったですが、悪い決算でもありませんでした。
今は焦って中途半端な新規事業に乗り出すよりも、社内で議論しつくした渾身の新規事業を打ち出して欲しいと思っています。
メタップスQ2決算書の引用元
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