- 投資初心者が損切りについて概要が判る
- 損切りを推奨している人達は?
- 損切りを反対している人達は?
投資を始めると必ず路頭に迷うことになるのが損切り(ロスカット)についてだと思います。
なので、本日は初心者に向けて損切り(ロスカット)の考えについて書いてみました。
そもそもですが、損切りに絶対なんてありません。
しかし一般的にはマイルールを決めて損切りをすることが推奨されていることが多いですよね。
そして損切りについては、推奨している人も反対している人もいます。
- 損切りしないで塩漬けになった経験の多い人は損切りを推奨している
- 損切りした後に株価が反転して上昇した経験の多い人は損切りに反対している
という印象があります。
そしては、私は損切り後に反転した経験が多いので基本的には損切りには反対派です。
ここで基本的と書いている理由は短期投資(信用取引)するときには損切りポイントを設定することは必須だと考えています。
ただ、現在短期的な株式売買はしていないので損切りには基本的に反対派となります。
損切りを推奨している人達の理由
例えば有名な投資マンガの『インベスターZ』では、『利食いは20%で損切りは10%』と書かれていました。(高校在学の3年間で利益を増やす必要があったので短期売買が前提)
また、外国為替証拠金取引(FX)や株の信用取引では損失が大きくなると強制的に決算をして損失を確定させるロスカットというルールがあります。
なので、レバレッジを効かせた取引ではこのロスカットが発生する前に損切りポイントを設定することで損失を小さくさせるという目的もあります。
あと株を購入する時には上がると思って購入しているので、下がっている株価を損切りすることは過去の自分を否定することになるので、感情的に損切りが出来ない人が多いです。
なので損切りルールを作ることで感情と切り離して、作業とする必要があると言われています。
損切りを反対している人達の理由
例えば、ウォーレン・バフェット氏は投資を始めた当時に購入した株価が下がり続けて損切りした後に株価が反転して急上昇したそうです。
そして、ウォーレン・バフェット氏は現在では『保有している株式が50%下落しても、自信があれば買い増して利益を増やせるチャンスとして喜ぶべきである』とか『市場が10年閉鎖されても安心して保有し続けられる会社の株を購入しなさい』などの有名な言葉があります。
また、ピーター・リンチ氏も『ファンダメンタルズに自信がある銘柄だったら、株価が下落したらナンピン買いをしろ』と言っています。
このように投信の神様とまで言われている2人の特徴は自分の信じた銘柄を長期保有することで巨万の富を得た人物として有名ですよね。
まとめ:長期投資は損切り不要で短期投資は損切り必要
ここまでの流れでわかるように
- 長期投資で自分の考えに自信があれば損切りは不要
- 短期投資で特にFXや信用取引のようなロスカットがある場合には損切りは必要
という前提で損切りについては語られることが多いです。(あくまで傾向です)
なので、損切りが必要か?不要か?は、投資スタイルや保有商品の状況によって変わるので一概には言えません。
もし、ネット上で
- 損切りは絶対に必要!
- 損切りは絶対に不要!
って断言している人が居れば怪しいと思って間違いありません。
長期投資、短期投資、損切りが必要、損切りが不要
投資の世界では多くの人が自分を信じて日々努力しています。
自分を強く信じれば信じるほど、自分が正義のように感じてきます。
その強い気持ちは時には必要かもしれませんが、時には不要になります。
いい成果が出ていても単に運がよかっただけかもしれません。
悪い成果が出ているのであれば、それも単に運が悪かっただけかもしれません。
人生には正解がないのと同じように投資にも正解はありません。
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