雑記

20代独身の借金事情から良い借金と悪い借金を考える

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20歳代の単身(シングル)世帯で「借入金(借金)がある」と回答したのは18.2%でした。

そして、借入額の平均258万円、中央値100万円です。

(中央値=借入額を少ない順から並べて中位(真ん中)に位置する人の借入額)

『家計の金融行動に関する世論調査(2018年)』

20代独身者が借金をしている理由

借金イラスト

借入金(借金)の目的は下表にまとめました。

借金の目的割合
日常の生活費37.3%
旅行・レジャー資金15.3%
耐久消費財の購入12.7%
住宅取得・増改築資金6.8%
投資資金5.0%
医療費等3.4%
結婚資金等2.5%
その他46.6%

「その他」が不気味ですが、1番多いですね。

「日常生活費」、「旅行・レジャー資金」、「耐久消費財の購入」と続いていました。

日常の生活費でキャッシング

私も20代の頃にちょいちょい生活費が足りなくて消費者金融でキャッシングしていた経験があります。

なので、よくわかります。

借りる心理としては、ボーナス時に全てリセットできるから、それまでは毎月自転車操業的に給料前に借金をして給料で返済というのをボーナス月まで繰り返していました。

たしかにボーナス時にリセットできるんですが、これに慣れてしまうと数年繰り返すことになるので要注意です。

そうやって金銭感覚が緩くなって無駄遣いが止まらなくなります。

私がこの状況から脱出出来たのは20代後半でした。

生活費で足りないお金をキャッシングすることに慣れると、抜け出すのは結構大変です。

私の場合には20代後半くらいから給料が上がって、十分な収入を得られるようになったから借金の自転車操業から抜け出すことが出来ました。

旅行・レジャー資金でキャッシング

旅行やレジャーは頻繁にすることでもないと思います。

なので、20代の頃の思い出として少し贅沢な旅行をするというのは全然アリだと思います。

同じ景色を見ても20代の頃に感じるものと50代、60代頃に感じるものでは全く異なります。

なので、20代に外に出ていろいろな経験をすることはプライスレスだと思います。

少々の借金をしてでも旅行・レジャーには出かけるべきだと思いました。

耐久消費財の購入でローン

パソコンとか自転車とかですね。

これは、借金して買わなくてもボーナスまで待てばとも思いますが、ボーナス一括払いであれば金利もないし数ヶ月早く手に入れられるというメリットがあるので、良い借金と思います。

ただ、これがリボ払いとなると話は変わります。

リボ払いでは多くの金利を支払うことになります。リボ払いで支払うならお金が貯まるまで我慢するべきです。

投資資金でキャッシング

私も投資をするので、借金してでも買いたくなるくらい個別株が下がる時がありますよね。

けど、そういう時はさらに下がるパターンが多いです。

ただリーマンショック直後に借金してでも株を購入していれば今頃大金持ちになっているのも事実です。

ただ、底値がわかるほどの凄腕トレーダーの才能があれば、借金しなくても現物だけでも大金持ちにはなれます。

つまり、借金してまで投資をするという考えを持った時点で負け組決定でしょう。

間違っても投資資金を確保するために借金をしてはいけません。

借金の理由の中でもギャンブルと同じくらい最悪の理由と言えます。

住宅取得・増改築資金・医療費等・結婚資金等

この借金は仕方ない借金だと思います。

住宅・増改築は多額の現金が必要となるので、借金というかローンを組むのが普通です。

※持ち家が良いか?賃貸が良いか?は価値観だと思うので、そこには触れません。

医療費をケチるのは意味がわかりません。必要だと思ったら借金してでもOKです。命より大切なお金なんてありません。

結婚資金も一生に一度の大切なイベントなのでお金をケチっても仕方ないでしょう。

借金も全てが悪ではない。良い借金か?悪い借金か?はよく考えて借り入れしよう

借金イラスト

ここまで20代を対象とした借金がある人へのアンケート結果から借金について書きました。

これは20代に限らず30代でも40代でも50代でも借金する理由はお金が足りないからです。

ただ、お金が足りないから借金だと安易すぎます。

その借金は、あなたにとって良い借金なのか?悪い借金なのか?を一度立ち止まって良く考えて下さい。

借金は癖にすると抜け出すことが難しい依存症の側面もあります。

借金をしている時には感覚が麻痺して判っていない人が多いんですが、後から考えると無駄な利息を払っている期間でもあります。

利息を払う人生よりも、金利をもらう人生になるように努力しましょう。


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