目次
2018年12月にバンガード社の販売しているセクター別のETFについて紹介しました。
そろそろ真面目にバンガード社ETFの購入をしようと考えているので、どの商品を買うか決める必要があります。
そこで、今回はセクターETFについてインカムゲインとキャピタルゲインについてまとめてみます。
尚、今回の調査時期は2019年2月28時点になります。
バンガードETFの経費率が下がったのですが、その中にはセクターETFは入っていませんでした。有名なETFとしては以下があったので簡単に紹介しておきます。
詳細はバンガード・インベストメント・ジャパンのツイートのURLを参照してください。
・VT(トータル・ワールド・ストックETF):0.10% -> 0.09%
・VWO(新興国市場ETF):0.14% -> 0.12%
・VYM(米国高配当株式ETF):0.08% -> 0.06%
米国時間2019年2月26日付で、「バンガード®・トータル・ワールド・ストックETF(VT)」や「バンガード・FTSE・エマージング・マーケッツETF(VWO)」、「バンガード・米国高配当株式ETF(VVM)」を含む10本のバンガードETFの経費率が改定されました。https://t.co/aAr9rqLCw0
— バンガード・インベストメンツ・ジャパン (@vanguardjapan) 2019年2月27日
バンガード・セクターETF 分配金ランキング(インカムゲイン)
ティッカー | ファンド名称 | 直近配当利回り |
VPU | 米国公益事業セクターETF | 3.23% |
VOX | 米国通信サービス・セクター | 3.10% |
VDE | 米国エネルギー・セクターETF | 3.02% |
VDC | 米国生活必需品セクターETF | 2.97% |
VFH | 米国金融セクターETF | 2.41% |
VAW | 米国素材セクターETF | 2.02% |
VIS | 米国資本財・サービス・セクターETF | 1.82% |
VHT | 米国ヘルスケア・セクターETF | 1.44% |
VCR | 米国一般消費財・サービス・セクターETF | 1.33% |
VGT | 米国情報技術セクターETF | 1.32% |
2018年11月末時点では「米国通信サービス・セクター」が直近配当利回り:3.60%で1位だったのですが、この3ヶ月の間にVPU(米国公益事業セクターETF)に抜かれていました。
バンガード・セクターETF 譲渡益ランキング(キャピタルゲイン)
ティッカー | ファンド名称 | 5年譲渡益率(%) |
VGT | 米国情報技術セクターETF | 192.33/91.69 = 209.76 |
VHT | 米国ヘルスケア・セクターETF | 173.37/109.11 = 158.89 |
VCR | 米国一般消費財・サービス・セクターETF | 168.55/109.52 = 153.89 |
VFH | 米国金融セクターETF | 66.80/44.51 = 150.07 |
VPU | 米国公益事業セクターETF | 126.13/88.41 = 142.66 |
VIS | 米国資本財・サービス・セクターETF | 141.84/99.90 = 141.98 |
VDC | 米国生活必需品セクターETF | 140.05/108.28 = 129.34 |
VAW | 米国素材セクターETF | 124.91/105.43 = 118.47 |
VOX | 米国通信サービス・セクター | 81.84/80.80 = 101.28 |
VDE | 米国エネルギー・セクターETF | 88.59/125.29 = 70.70 |
現在のETF価格と5年前のETF価格の上昇率でランキングを決めました。
ちなみに、5年チャートを以下の3つの価格推移で比較したチャートです。
・S&P500(黄)
・1位のVGT(青)
・10位のVDE(赤)
当たり前ですがどこに投資するかで全然違いますね。
バンガード・セクターETF 5年トータルリターン(配当+譲渡益)
ティッカー | ファンド名称 | 5年リターン | 3年リターン |
VGT | 米国情報技術セクターETF | 17.67% | 25.58% |
VHT | 米国ヘルスケア・セクターETF | 11.17% | 14.15% |
VPU | 米国公益事業セクターETF | 11.05% | 11.60% |
VCR | 米国一般消費財・サービス・セクターETF | 10.85% | 14.51% |
VFH | 米国金融セクターETF | 10.78% | 17.34% |
VIS | 米国資本財・サービス・セクターETF | 9.45% | 15.01% |
VDC | 米国生活必需品セクターETF | 8.18% | 5.26% |
VAW | 米国素材セクターETF | 5.64% | 13.29% |
VOX | 米国通信サービス・セクター | 3.62% | 0.84% |
VDE | 米国エネルギー・セクターETF | -4.08% | 6.81% |
まとめ:インカムゲイン vs キャピタルゲイン
こうして見るとハッキリしますよね。インカムゲイン(分配金)なんてキャピタルゲインと比べると誤差レベルでした。
インカムゲインの2位(VOX)と3位(VDE)はトータルリターンでは9位と10位の最下位争いをしていました。ただ、インカムゲインの1位(VPU)は健闘していました。トータルリターンでも3位にランキングしていました。
けど、VPU「米国公益事業セクターETF」は、アメリカの財政赤字を考えると手を出しにくいセクターです。
なのでやっぱりセクターETFの購入候補は
バンガード・セクターETF | 5年リターン | 5年譲渡益率 | 直近配当利回り |
VGT「米国情報技術セクターETF」 | 17.67% | 209.76% | 1.32% |
VHT「米国ヘルスケア・セクターETF」 | 11.17% | 158.89% | 1.44% |
の2択という結論になりました。
そして最大の懸念が円高リスクをどー見るか・・・になります。それが怖くてなかなか買えないのです。ドルコスト平均法で何も考えずに定期的に購入すれば良いだけなんですけどね。。。
・バンガード・セクターETF利回りランキング記事(2018年12月時点)
・バンガードETF・人気購入ランキングTOP5(2018年12月時点)
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