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【債券ETF】BNDとAGGどっちが良いか比較してみた

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定年が近づくと自己資産のポートフォリオをディフェンシブにしたいと思い始めます。

そこで最初に考えるのが債券という商品だと思います。

債券は、株式投資よりもリスクが低い商品です。

ちなみに私たちの年金を運用しているGPIFという機関は、年金運用のポートフォリオを公開しています。そのポートフォリオにも当然のように債券は組み入れられています。

GPIFポートフォリオ

このポートフォリオを見ると国内と外国の債券を合わせても43%もの割合になっています。

このように一般的には株式投資と債券は組み合わせて資産運用することが一般的に推奨されています。

債券はどうやって買えばいいの?

議論するイラスト

債券の重要性を知っていても実際に購入している人は少ないと思います。

なぜ債券を購入している人が少ないか?を考えると一般人には中途半端な商品に見えるからではないでしょうか?

債券はロ-リスク・ローリターンの商品になります。

しかし、それでも元本割れの危険性はあります。

なので、そもそも元本割れを嫌う人達は債券を購入しないのではないでしょうか。

逆にリスクを取れる人にはリターンが低いので債券を選択しません。

なので債券に手を出す人が少数派となり、あまり知られていないのだと思います。

一番簡単に購入出来るのは投資信託やETFによる購入だと思います。

  • eMAXIS Slim国内債券インデックス
  • eMAXIS Slim先進国債券インデックス
  • AGG
  • BND

 

などがあります。

投資信託とETFはどちらも一長一短があるので、どちらが良いか?という話は難しいです。

ただ、最近起きたネット証券による買付手数料の最低手数料の撤廃により、ETFの少額積立のハードルが下がったこともありメジャーな債券ETFのAGGとBNDを比較してみたいと思います。

債券ETF BNDとAGGを比較

比較項目BNDAGG
運用会社バンガード社ブラックロック社
経費率(手数料)0.04%0.05%
保有銘柄数(分散度)7,7587,427
トータル・リターン(1年)7.90%3.82%
トータル・リターン(10年)7.84%3.78%
純資産総額$41.53B(415億ドル)$63.69B(637億ドル)
分配金毎月毎月

2019年7月時点のデータ

2019年5月ころにBNDの手数料が下がりAGGよりも一歩リードとなっていますが、そのうちAGGも手数料は同じにするでしょう。

正直好みだと思いますが、現時点で始めるならBNDの方が若干有利な条件になっているように見えます。

ただ債券ETFは長期で保有することになると思うので、どっちでも良いと思いました。笑

BNDとAGG リーマンショック時と現在の価格差は?

まずは、BNDのリーマンショック後の価格と現在の価格を比較してみます。

20190717-bnd-chart

現在は$82.55ですが、リーマンショック後は$69.96まで下がっていました。

  • $69.96/$82.55*100 = 84.75%

 

現在の価格からの差分として84%程度の下落しかしていません。株価の場合50%以下まで落ち込んでいることを考えると債券の安全性がわかります。

次はAGGのリーマンショック後の価格と現在の価格を比較してみます。

20190717-agg-chart

現在は$110.83ですが、リーマンショック後は$88.40まで下がっていました。

  • $88.40/$110.83*100 = 79.76%

 

このように計算してみるとBNDの方がボラティリティが少ないという結果になりました。ただ債券が上昇している局面では逆にAGGの方が利益は出るのでどっちを好むかだと思います。

ここまで債券ETFのBNDとAGGを調べてきましたが、私としては債券はより安定しているBNDを購入したいと思いました。


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