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ふと雑誌を読んでいて出てきた数字が『日本人で資産100万ドル超えの人数は230万人』という内容でした。
日本には資産1億以上ある人が230万人も居るそうです。
230万人もの人達に出来て、なぜ自分には出来ないのか?
お盆休み中に考えてみよう🤔
— 株JIN.com (@kabujincom) August 9, 2019
さて、雑誌で見たの数字ですがソースが何かを調べてみました。
日本人で金融資産1億円超えている人口は230万人って本当?
少し古い情報(2014年)でしたが、ロイターニュースでヒットしました。
『キャップジェミニとRBCウェルス・マネジメントが毎年共同で出しているワールド・ウェルス・リポート』というのが情報元でした。
そのリポートでは、100万ドル以上の投資可能資産を所有する富裕層の動向を毎年報告しているそうです。
ちなみに、国別のランキングは以下になります。
- 米国が1位(400万人)
- 日本(230万人)
- ドイツ(110万人)
- 中国(75万8000人)
これら上位4カ国で、世界全体の富裕層の60%を占めているそうです。
参考記事:世界の富裕層、2013年は人口・資産額とも10%以上拡大
さて、このニュースが2014年なら2018年版ではどーなっているのか?が気になりますよね。
調べてみました!
すると2014年の頃よりもお金持ちの人口は増えており、国別のランキングでも3位に上昇していました。
最新(2018年)の日本人富裕層人口データは280万人だった
この『ワールド・ウェルス・リポート』によると2017年、2018年の国別富裕層人口ランキングは以下のようになっています。
国 | 2017年の人口(千人) | 2018年の人口(千人) |
アメリカ | 16,472 | 17,350 |
中国 | 3,294 | 3,480 |
日本 | 2,715 | 2,809 |
イギリス | 2,189 | 2,433 |
ドイツ | 1,929 | 2,183 |
フランス | 1,888 | 2,147 |
中国の伸びは凄いですが、アメリカの圧倒的な人数を追い抜くにはまだ時間は掛かりそうですね。
そして、日本でもお金持ちの人口は大幅に上昇していました。
230万人が280万人とたったの4年で50万人も資産100万ドル(1億円)を超えている人達が増えていることになります。
たしかに2014年から2018年は株式市場は上昇していたので全世界的に資産総額が増えてお金持ちが増えているのも納得です。
日経平均で見ても2014年から投資していた人は右肩上がりの推移をしていたことがわかります。
もちろんアメリカ市場は見るまでもありませんが、S&P500は凄くきれいなチャートになっていました。
この日米の株式指標のチャートの違いって。。アメリカの威力を感じずにはいられないチャート比較となりました。
投資可能な資産1億円を作る方法は、そんなに多くない
じゃー50万人もの日本人がどうやって余裕資金を1億円以上を作っているか?
そう考えるのは普通の思考ですよね。
この1億円以上というのは、単純な資産ではなく投資可能な資産が100万ドルということは余裕資金が1億超えということですよね。
もちろんこの中には宝くじを当てた人、親から莫大な資産を受け継いで人、事業を成功させて大金を得た人なども入っているでしょうが、そんな人が1万人もいるとは考えられません。
なので50万人の中に大きく占める割合は投資だと思います。(この中にはビットコイン投資も入りますが、1番投資人口の多い株式投資だと考えるのが自然です)
これだけの資産を作るには、コツコツ積み立て投資では不可能です。
残念ながらつみたてNISAやイデコのようなレベルの投資ではなくて、大金を集中投資して成功しないと無理です。
つみたてNISAでは最大でも入金出来るのは800万円が上限になります。そこから投資信託で頑張っても1,000万円~2,000万円程度にまでなれば十分な成果といえるでしょう。イデコもまた同じレベルでしょう。
つまり、余裕資産1億円以上のお金持ちになるには、多くの人達は集中投資で勝負に出て、その勝負に勝っている人が4年で50万人も居るということだと思います。そう考えるとなんだか夢がありますよね。
まぁ逆に50万人に入るために勝負して、逆にお金を失った人がどのくらい居るのか・・・想像すると恐ろしいですが・・・
集中投資で勝負して失敗することもある
集中投資とは、1つ~3つの個別銘柄に資金を集中することです。
私も現在3つの個別銘柄に自分の資産を集中していますが、現時点では大きな含み損を抱えています。
自分の失敗例を晒しますと、こんな感じで大金を溶かすことになるので集中投資をする場合はこんなケースも想定する必要があります。
私の場合、日本株では既に1千万もの含み損が出ています。。。
米国株の場合は、まだトントンくらいです。
まぁ私の投資センスがなかったのか?まだ損失確定をしていないのでまだ勝負はわかりません。もう少し辛抱して投資した会社の将来がどうなるか?見守るつもりです。
うまくいけば数年後には私も余裕資産1億円以上のお金持ちになっている可能性もゼロではありません!笑
日本人の富裕層人口は127万世帯というデータもある
この記事で紹介した『キャップジェミニとRBCウェルス・マネジメントが毎年共同で出しているワールド・ウェルス・リポート』をベースに紹介しましたが、正直聞いたことのないリソースなので、怪しいなぁ~って思っている人も多いと思います。
そこで、日本人にも有名な野村総合研究所の発表した2018年に発表された2017年のデータも紹介しておきます。
- 超富裕層(資産5億円以上):8.4万世帯
- 富裕層(資産1億円~5億円):118.3万世帯
- 準富裕層(資産5千万円~1億円):322.2万世帯
- アッパーマス層(資産3千万円~5千万円):720.3万世帯
- マス層(資産3千万円未満):4,203.1万世帯
こっちのデータの算出方法は以下のように記載されていました。
国税庁「国税庁統計年報書」、総務省「全国消費実態調査」、厚生労働省「人口動態調査」、国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計」、東証「TOPIX」および「NRI生活者1万人アンケート調査(金融編)」、「NRI富裕層アンケート調査」などからNRI推計。
うーん。なんか野村総合研究所のデータの方が信頼できそうですね。笑
ただ、それでも127万世帯も富裕層が日本に居るという事実でも十分ですよね。
この野村総合研究所の場合は2年毎に発表しており、2013年との比較でも富裕層は4年で26万世帯も増えていました。
ということで、人数と世帯で単位は違いますがここ数年で日本に富裕層が増え続けているという内容は同じだったので傾向としては間違いない事実でしょう。
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