目次
・テーマ投資は投資の入り口としては良い
・投資の性質としては中途半端
・FOLIO vs eMAXIS NEOは売買頻度でどっちが得するか変わる
最近CMでよく見るテーマ投資の『FOLIO(フォリオ)』について調べてみました。
また、ネットの広告でよく見る同じテーマ投資の『eMAXIS NEO(イーマクシス ネオ)』についても調べてまとめた記事です。
またリンクは直リンクです。アフィリエイト記事ではありません。
FOLIO(フォリオ)について
・80以上のテーマから選べる
・最低購入金額:10万円程度
・売買手数料:0.5%
・運用手数料:無料
・リバランスの提案が3ヶ月ごとに1回来る。(リバランスでも手数料0.5%が必要)
・FOLIOに登録しないと購入出来ない
eMAXIS NEO(イーマクシス ネオ)について
・6つのテーマ投資から選べる
・最低購入金額:100円
・売買手数料:無料
・運用手数料:0.7776%
・多くの証券会社で購入可能(SBI証券など)
FOLIO(フォリオ) vs eMAXIS NEO(イーマクシス ネオ)
まずは、それぞれの最近のリターンを見てました。
どっちも株価全体の下落を受けて、当然ですが損益は酷い結果になっています。
FOLIO(フォリオ)のリターン
eMAXIS NEO(イーマクシス ネオ)のリターン
最近の相場で見てもあんまり意味がないので、それぞれの特徴を比較します。
FOLIO | eMAXIS NEO(SBI証券) | |
売買手数料 | 0.5% | なし(ノーロード) |
運用手数料 | なし | 0.7776% |
選べるテーマ数 | 80以上 | 6 |
最低購入金額 | 10万円 | 100円 |
テーマに対する投資先 | 10社限定 | インデックスファンドを通して全世界に広く投資する。 |
リバランス | 自分で選べるがリバランスすると手数料が0.5%必要 | 年2回リバランスされるが手数料は不要 |
アプリ | UIの優れたアプリがある | 証券会社のアプリ |
FOLIO(フォリオ)でテーマ投資した方が良い人
・多くのテーマから選びたい人
・アプリのUXを最重要視する人
・リバランスをしない人
eMAXIS NEO(イーマクシス ネオ)でテーマ投資した方が良い人
・1回の積立金額が10万円以下の人
・1度購入したらそのまま放置したい人
FOLIOでリバランスを1回すると売買時の手数料0.5%に加えてさらに0.5%が追加されるので合計で1.0%となります。
もし、3ヶ月に1回すると売買時の0.5%+リバランス4回で2.0%となるので、合計2.5%も取られますので注意が必要です。FOLIOのビジネスモデルはそこを狙っているような感じがしました。
銀行が手数料の高い投資信託を高齢者に販売するスタイルと似ている気もしますが・・・
テーマ投資を続けることで自分の投資スタイルが見えてくる
テーマ投資は初心者向けだとは思います。
投資の入り口としては最適でしょうね。
そして、しばらくすると2パターンに分かれてきます。
多くのテーマを買いたくなる人
このタイプは分散投資タイプなので、早く証券会社に口座を開いてインデックス投資を始めることをオススメします。FOLIOでは1テーマにつき10社限定の分散投資となるので、分散投資をしたい人には向いていません。
1つのテーマに絞って買い増しする人
このタイプの人はテーマで買うよりも、1つの会社に投資したくなると思います。そうなると、個別銘柄を購入するためにも証券会社の口座を開いて株を購入することをオススメします。
つまり、どちらのタイプにしても最終的には証券会社に口座を開くことになると思います。
テーマ投資とは、個別銘柄購入の集中投資スタイルとインデックス投資する分散投資スタイルの中間に位置する投資スタイルなので、悪く言うと中途半端な位置にあるんですよね。
将来発展するテーマは判るけど、どこの会社が良いかまでは判らないという人向けなので割合的には少数派のハズなんです。
なので、私の本当のオススメはどこの証券会社(ネット証券会社)でも良いから早くに口座を開いて自分の投資スタイルで戦うことをオススメします。
それを知るためにテーマ投資をするのであれば良いと思います。
ただ、UIに関しては証券会社に比べると格段にFOLIOの方が綺麗で見やすいです。WhealthNaviやTHEOもロボアドバイザーとして有名な2社もUIに力を入れています。
というか証券会社のUIセンスが絶望的になさすぎるのが最大の難点なんですよね。
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