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一般NISAは富裕層向け優遇処置だったのか?NISA口座を保有してる年代で判る!

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政府がNISA(一般)の恒久化を見送りへ』というニュースがありました。

その見送った理由が、『現行制度は富裕層への優遇だとの指摘もあり、認めるのは難しい』という理由だったので、ネット上ではちょっとした炎上となりました。

例えば、Twitter上ではこのような意見がありました。

このようにネット上ではNISAが富裕層への優遇なんて変じゃない??って意見が大多数でした。

一般NISAは富裕層への優遇処置だったのか?

ネット上では、そんな訳ないじゃん!!って大合唱でした。

そこで私は別の視点から、今回の問題を考えてみました。

『一般NISAは富裕層への優遇処置だったのか?』

『はい。私はそう思います。』

そう思う理由について、最新のNISAの口座状況を金融庁のデータからみてみましょう。

NISA口座数(2019年6月末時点)

NISA分類口座数
一般NISA1,161万8,539口座
つみたてNISA147万872口座
ジュニアNISA32万8,982口座

となっています。

一般NISAは2014年1月から開始された制度です。

一方でつみたてNISAは2018年1月から開始されているので4年のアドバンテージが一般NISAにはあるので、これだけ大きな口座数の差になっているのでしょう。

一般NISA口座数の年代別割合

一般NISA保有口座年代別分布

なんど60代以上の割合が半数を軽く超えていました。(53.4%)

50代以上にすれば7割を超えています。(70.5%)

引用元データ:『金融庁NISAデータ集・NISA利用状況調査

このように年代の偏った優遇制度だったのです。

これの年代の偏りが出るのも当然です。

一般NISAの1年間の上限投資金額が120万円です。つまり月々10万円を投資できる余裕のある世代は必然的に高齢世帯になるのも不思議ではありません。

一般NISAの役目は終わった

一般NISAが富裕層への優遇だったという一面もあるでしょう。

しかし貯金から投資へという誘導に役立つ施策だったと思います。

なんと言っても開設口座が1161万を超えて、運用資産も17兆円弱ものお金が運用されています。

それに2018年からはじまった”つみたてNISA”への橋渡しとしても十分な成果を挙げたと思います。

私は一般NISAは口座を開きませんでしたが、つみたてNISAは口座開設をしています。

そのとき『積立を重視したNISA制度』ということで制度のイメージがしやすかったと記憶しています。

このままいけば、一般NISAは2023年末で終了します。

個人的にはつみたてNISAをしているので、つみたてNISAを良い制度へと議論を深めて欲しいですね。

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