前回『貯金ゼロ世帯が定年までに資産3千万円を貯めるには毎月いくら積み立てればいい?』という記事を書きました。
この時は金融庁が老後に資産2千万円不足すると発表する前だったので、一般的に言われている3千万円を作るために必要な積立金額を計算しました。
今回は、金融庁が計算した65歳までに貯金ゼロ世帯が資産2千万円を貯めるために必要な積立金額を計算しました。
今回の前提条件も3千万円を計算した時と同じ条件で以下とします。
- 定年は65歳
- 投資期間の平均利回りは年利3%で計算
- 利回りは全て再投資(複利で計算)
積み立てを開始する年齢でこんなに違う!
毎月一定額を積み立てるとして、20歳から30歳から40歳から50歳からのそれぞれでどんだけ金額が違うのか?
このブログを読んでいる人の年齢層もバラバラだと思うので、自分が近い年齢を見てみて下さい。
まだまだ余裕だなぁ~って思うのか?もうすぐ積立始めないとやべぇ~ってなるのか?
まずはそれぞれの年齢別で65歳までに2千万円になるグラフがこちらです。
- 20歳から毎月1.8万円積立をすれば65歳で2,084万円
- 30歳から毎月2.7万円積立をすれば65歳で2,050万円
- 40歳から毎月4.4万円積立をすれば65歳で2,035万円
- 50歳から毎月8.3万円積立をすれば65歳で2,007万円
こんな感じになりました。
30代前半までは、これを見れば余裕だなぁ~って思う人が多いでしょうね。
逆に40歳を超えている世帯で貯金ゼロ世帯は焦った方が良さそうですよね。
またここでは平均して年利3%の複利で計算しているので、運用期間が短くなるほど平均3%での運用は厳しくなるので・・・
逆に間に合わないと割り切って、体が動くうちは働くという決断もありですよね。
日々働くことで健康年齢も長くなると思います。
年利3%で資産運用する方法は?
税制優遇のある制度を利用しましょう!
- 確定拠出年金
- つみたてNISA
の2つの制度をフルで活用しましょう。
60歳以降にならないと払い戻し出来ないですが、運用利益や所得税や住民税が非課税扱いになる制度が確定拠出年金です。お得度No1の資産運用方法です。
いつでも解約可能ですが、最大の利用期間は20年で運用利益のみ非課税扱いになる制度がNISA(つみたてNISA)です。
さて、65歳に2千万円は絶対か?という議論があります。
そして、麻生さんは会見で65歳で2千万円足りないという表現は不適切だと謝罪していました。
ただ、私は金融庁が今回老後で2千万円不足するという試算を発表したのは良かったと思っています。
なぜなら、多くの人に自分の資産運用について考えさせる一石を投じたからです。
たぶん3ヶ月もすれば忘れてしまう国民性なので、出来れば年1回はプチ炎上するくらいの影響力で金融庁には情報を発信して欲しいと思います。
それに金融庁は年金を管理していないので、年金がヤバいと言える立場なので全く問題ないと思いますよ。
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