目次
最近は、大企業だけでなく多くの中小企業でも
働き方改革の影響で大きな変化が起きています。
ここでは、代表的な大きな話を3つ挙げていますが、
これ以外にも多くの変化が起きています。
このメッセージをどう受け取るか?
そして自分はどう行動するか?
ビジネス本の『チーズはどこへ消えた?』を通して、
社会の変化をどう受け止めるか?について考えてみたいと思います。
変化が気なる働き方改革ニュース
ニュースその1:副業解禁
先月末に東証1部上場企業などの大手企業121社に
日本経済新聞社が副業についてアンケートした結果を発表していました。
その結果は、副業を認めていると回答した企業が49.6%と半数の企業で
既に解禁されていることでした。
日本経済新聞:『副業解禁、主要企業の5割 社員成長や新事業に期待』
ニュースその2:終身雇用の崩壊?限界?
終身雇用についても豊田社長や経団連の中西会長と連続して
終身雇用を否定する発言も話題になりました。
日経ビジネス:『相次ぐ脱終身雇用宣言、信頼と責任築く経営哲学いずこに?』
ニュースその3:週休3日制度(短時間労働制度)
日本IBMやヤフーでは、週休3日から週休4日までの
短時間勤務制度が導入されているようです。
そして、当然労働時間に応じて給料も減額されます。
日本のように雇用環境が守られた環境で強引にリストラをするよりも
雇用時間を減らして人件費を削減したい企業側と
フルタイムで働けない状態にある労働者にとって
Win-Winな関係になれる制度だと思います。
週休3日生活:『週休3日制度で正社員になれる大手企業一覧を紹介します』
『チーズはどこへ消えた?』はあらゆる変化について考えさせてくれる良書
『チーズはどこへ消えた?』という本をご存知でしょうか?
内容的には斜め読みなら30分から1時間程度で読める内容です。
なので、もしまだ読んだことのない人は
近所の本屋さん(ブックオフとか)で立ち読みしてほしい1冊です。
これを読んでいれば、日々流れるニュースの見方も違った見方ができるかもしれませんよ。
2匹のねずみと2人の小人は日々チーズを探して迷路をさまよい歩く物語ある日、2匹のねずみと2人の小人は同時にチーズのありかを見つけます。
その場所にはなぜか毎朝チーズが置かれていました。
2人の小人は近くに住居を構えて慢心した日々を過ごしていました。
2匹のねずみは慢心するほど賢くなかったが、毎朝置かれているチーズを食べていました。
そんなある日の朝にチーズが置かれなくなりました。
2人の小人は戸惑いながらもその場に居続けて、またチーズが置かれる日を待っていました。
2匹のねずみはチーズがないことを確認するとすぐにその場を立ち去って次のチーズを探しに迷路に飛び出しました。
その場に残った2人の小人は1人はチーズがなくなった事実を受け入れずに明日にはチーズが戻るはずだと信じ続けます。
もう1人の小人は徐々に変化を受け入れて、2匹のねずみと同じくその場を離れる決断をします。
このように物事の変化に対する対応の違いを2匹のねずみと2人の小人に例えて、物事の変化を受け入れることの出来ない人間、柔軟に変化を受け入れて次の行動をするねずみという皮肉で語られた物語です。
発売されたのが2000年頃で、当時ビジネス書として大ヒットした本です。日本で400万部、全世界では2,800万部というからとんでもない本です。
このチーズが人生のいろいろな物に置き換えられるので多くの人から共感されています。
これを会社からの給料として置き換えると現在の日本のサラリーマンには凄くしっくりくると思います。
既に国の年金制度、大企業のリストラ、RPA/AIによる自動化技術の向上など大きな変化の波が来ていることはだれも否定できないでしょう。
だからこそ、チーズ(固定給)が減ったり、なくなったりする前に次を見越した行動がサラリーマンには必要とされているんだと思います。
『チーズはどこへ消えた?』の心に残る言葉・名言
どれも変化を受け入れる勇気を与えてくれる名言です。
1.自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたがる
1人の小人が毎日チーズがあった場所に固執していたことです。
サラリーマンなら収入、地位、成功体験だったりと心当たりは多いですよね。
2.変わらなければ破滅することになる
1人の小人が今いる場所に固執して、新たな場所を探さなかったことですね。
この言葉は、変われなかった多くの日本の大企業が頭に浮かびます。
結果論かもしれませんが、変化を受け入れて自ら変わることの難しさは年齢を重ねるほど痛感することです。
3.つねにチーズの匂いをかいでみること、そうすれば古くなったことに気がつく
これは、本を読まないと伝わりにくい内容です。
毎日チーズが置かれていた場所では、日々チーズが少なくなっていました。
小人達は、毎日チーズが置かれている事実に浮かれて慢心した状態だったので全く気が付きませんでした。
一方、ねずみは毎回チーズについて注意深く監視していたので気が付いていました。
その変化を知っていたこともあって、チーズが置かれていない事実をすぐに受け入れて次の行動に移れました。
つまり、日々当たり前になっていることでも注意深く観察することが大切であると教えてくれます。
まさに、これが冒頭に書いた社会の変化を表すニュースのことでもあります。
4.新しい方向に進めば新しいチーズがみつかる
これは、精神論ですね。
新たなことをはじめるには、何かあると信じて進むことが重要です。
本気で信じることで行動力は大きく変わるので、何かがあると信じて進む重要性が書かれています。
5.恐怖を乗り越えれば楽な気持ちになる
変化を受け入れた小人がチーズが毎日置かれていた場所を離れて、新たな場所を探すことは恐怖との戦いです。
しかし、その後は変化が常にある状況に身を置くことで恐怖を乗り越えていくことが書かれています。
これは、人間が新たな場所について見てもいないからこそ、想像力で大きな恐怖を想像して動けなくなることを言っています。
確かに、人間はネガティブな要因には強く反応する生き物です。
けど、行動してみれば想像した恐怖なんて起きないことが多いってことでしょうね。
6.古いチーズに早く見切りをつければ、それだけ新しいチーズがみつかる
変化を受け入れた小人は、新たなチーズステーションを見つけることができます。
そこには、既にねずみ2匹がチーズを食べていました。
そこで小人がもっと早く行動していれば、という後悔をするシーンです。
7.もし恐怖がなかったら何をするだろう?と考える
人が進路を変えるって本当に難しいです。
サラリーマンをしていればわかりますよね。
毎月の固定給をもらっているのは、毎日チーズが置かれて食べる小人に重なります。
そのチーズがある日突然なくなると考えると恐怖しかありません。
ただ、その恐怖がなければ自分は何をするか?を考えることが出来れば、自分の本心と向き合うことが出来ます。
最後までチーズのあった場所を動かない変化を受け入れられなかった小人も恐怖がなければ、その場に居続ける選択はしないでしょう。
自分を縛り付けているのは、自分が作り出した恐怖でしかありえません。
なので自分の作り出した恐怖と向き合う必要性を教えてくれるシンプルな言葉です。
引用元:『チーズはどこへ消えた?
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