2019年はとにかくリストラのニュースが多かったですよね。
2019年もあと2ヶ月残っているので、まだリストラや早期退職募集などのビッグニュースが出てくる可能性は残っていますが。。
大手企業に入社して40歳を超えてから早期退職した人の悲劇
私も一応1部上場の大手企業と言われる会社に勤務していますが、
1度も転職してない人が8割くらいです。
つまり、転職が当たり前なベンチャーとはかなり違っています。
なので、大手企業で40歳を超えているオジサン達は20年以上
同じ会社、同じ場所、同じ人達としか働いたことがない人って普通だったりします。
そんな人が早期退職に応募したらどうなるのか?がネット記事であったので紹介します。
その人は、大手の自動車部品メーカーの購買部で課長職の43歳です。
この会社の業績が悪くなってリストラをはじめた頃に早期退職制度に応募したそうです。
この人は管理職ということもあり、43歳で年収は1,200万円もあったようです。
なので転職活動の最初の希望年収は妥協して1,000万円を希望したそうです。
会社の規模は大手でなくてもOKで、年収も下げて転職活動をやっている
ということもあり、さらには管理職だったこともあって面接の態度は
かなり上から目線で転職活動をやっていたようです。
そんな状態で次の転職先が決まるはずもなく半年以上の間も無職が続いたそうです。
さすがに危機感を覚えて希望年収を600万円と前職の半分にまで落として、
職種も問わずに転職活動を再開したそうです。
その結果、前職の先輩のコネを頼って営業職ですが内定をもらったそうです。
この人は前職の先輩のコネがあってラッキーでした。
この先輩のコネがなければ年収300万円~500万円の仕事を見つけることも苦戦したでしょう。
大企業でしか働いたことのない管理職で高学歴の人ほど転職には不利になるでしょう。
早期退職に応募する最低条件は転職先が決まっている人
このように自分の判断だけで勝手に早期退職に応募しても苦労するだけです。
自分の市場価値って高く想定しがちです。
先ほどの管理職の人のように自分の中で妥協したポイントでも高すぎるくらいです。
元リクルートの人は次のように警告をしています。
「転職市場を十分に調査することなく早期退職制度に応募して、苦労しています。もし事前に市場の現実をリサーチしていたら、辞めなかったかもしれません。まだ会社を辞める前に転職の相談をさせていただく方にお話しするのは、転職先が決まる前に会社を辞めてしまうのは非常にリスクが大きいこと。転職先も在職中かどうかを採用の基準とするところが少なくありません。求人が少ない35歳以上の人は、可能な限り転職先を決めてから会社を辞めることをおすすめします」
このように転職に関する貴重な警告はネット上に沢山あります。
私もこのような文書を見るたびに今の会社には徹底的にしがみつく根性が必要だと再確認しています。
自分のやってきたキャリアが十分だと思っても、一般的な会社は定年まで時間のないベテラン社員よりも無知でも定年まで時間のある若い社員の方を欲しがります。
もし、私が社長だったら当然ですが40代、50代のベテランよりも20代の社員が欲しいと思いますからね。
だからこそ、人間関係などで多少の不満があっても40代、50代のサラリーマンはオジサンになっても高い給料を払い続けてくれる今の会社に感謝をする必要があるんだと思います。
2019年に発表されたリストラ、早期退職に関するニュース
参照記事:『早期退職の落とし穴 大企業からの転職が上手くいかない訳』
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