最近は毎月のように大きな企業でリストラニュースが発生されている感じですよね。
つい先日には、上場企業で発表された早期退職者の募集が今年上半期だけで去年の1年間の早期退職者募集を超えるスピードだとニュースを見たばかりです。
2019年上半期(1月-6月)に希望・早期退職者の募集実施を公表したのは17社だった。募集人数は合計8,178人(判明分)にのぼり、2018年の年間募集人数4,126人の約2倍増に達した(東京商工リサーチ:2019年上半期上場企業の希望退職者状況)
そんな中で更なる大規模なリストラニュースが入ってきました。
日産自動車のリストラは全世界で1万人規模
ゴーン氏の逮捕から不運続きの日産でついに大規模リストラのニュースです。
今年の5月時点では4,800人と5千人規模のリストラを示唆していたが、その倍の規模のリストラを発表しないといけない状況にまで追い込まれたということでしょうね。
まずは稼働率の低い海外拠点から閉鎖していくと書かれており、日本国内の本社部隊にまではリストラが及ぶ可能性は低いと思います。
また日産の従業員としては
- 単独:22,272人
- 連結:138,910人
- 2018年3月末時点
となっており、今回の1万人規模というのは連結・グループ会社込みの約14万人が対象のようです。
それでも約1割規模の人員削減となり、かなりコストカットに寄与して固定費削減につながりそうです。
それにしてもコストカッターで日産を復活させたゴーン氏と同じ手法で業績回復を狙うのはなんともあれですね。。。
曙ブレーキのリストラは全従業員3割も3千人規模
日産自動車は1万人と人数が多いのですが、連結従業員数の1割程度でした。
曙ブレーキでは、連結での従業員数が8,678人(2019年3月末時点)のうち3千人規模のリストラを発表しており、全従業員の約3割にも相当する数です。
リストラ対象は国内外の6ヵ所の向上を閉鎖・売却するようです。
それに伴い社長を含めた取締役3名も辞任を発表しているそうです。
日産ではTOPは何も責任を取らないのですかね?それに比べると曙ブレーキのトップの対応は良いのではないでしょうかね。
2019年下半期もリストラ発表は加速していく
これから多くの企業で決算発表がされます。
また既にキヤノンや三菱自動車や日本電産などが大幅な2桁減益となる決算を発表しています。
米中貿易摩擦の影響があるとはいえ、日本企業が大きな赤字決算を発表する可能性があり企業としては大量に抱えている従業員を解雇するには良いチャンスと見て、このリストラ発表の流れに乗っかりたいと考えている大手日本企業は多いと想像しています。(特に日本のメーカーが1番ヤバそうです)
なので、これからリストラの流れはますますと加速していくと私は予想しています。
そのリストラの波に飲み込まれないように十分に自社の動きをウォッチして生き残る術がサラリーマンには求められる時代に突入したと言って良いのではないでしょうか。
令和は大規模リストラの被害から逃げるサバイバル術が必要ですね。
それは何か??
うーん。。やっぱり目立たないでひっそりと定年まで居座ることではないでしょうか。笑
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