myTradeアプリのサービスが残念ながら終了しました。
これまでmyTradeメインで投資資産を管理していた人は次にどうするか?で迷っている人も多いようです。
私もmyTradeを利用させて頂きましたが、あのアプリの良かった点は証券会社と連携させることで自動で情報を取得して綺麗なUIにまとめることで資産管理を簡単にしていた点です。(セキュリティを気にする人は自動連携が最大のデメリットにもなりますが。。)
そこで「自動で資産を管理できる」というポイントでmyTradeの次の候補を紹介します。
- ポートフォリオ管理はスプレッドシート
- 資産推移の管理はマネーフォワードME
さらにネット上で有力視されていた「ロボフォリオ」も実際に使ってみましたが長期投資家にとっては使えないという結論になったので、そのことも最後に少し紹介しています。
それでは、資産管理候補にとなる2つのアプリについて詳細を説明していきます。
Googleのスプレッドシートで資産管理
実際に私もGoogleのスプレッドシートを使って資産のポートフォリオを管理しています。
私がGoogleのスプレッドシートを使う理由は4つあります。
- 無料
- 豊富なAPIがそろっている
- カスタマイズが自由
- PC、スマホ、タブレットなどデバイス非依存でアクセス可能
①無料:まずはGoogleアカウントさえあれば無料で使えます。表管理ソフトでメジャーなマイクロソフトのExcelは有料なので個人PCにはインストールもしていません。
②豊富なAPI:自動で資産管理するためには最新の市場価格を取り込む必要がありますが、それもGoogleのスプレッドシートなら可能です。
例えば、「米国ETFの最新価格」、「保有している本数」、「ドル円の最新価格」が取得出来れば日本円で米国ETFの資産一覧が直ぐに生成されます。
③カスタマイズ:当然ですが、0から自分でグラフを作成する必要があるので様々な視点のポートフォリオを作成できます。
例えば、全ての商品毎の詳細なポートフォリオ、米国市場商品だけのポートフォリオ、さらには株式と債券だけの割合を把握するためのアセットアロケーションなどを1つの表から簡単に作成できます。
しかも、その株価をリアルタイムに取得することで自動的に最新の資産状況が把握できます。
④デバイス非依存:スマホにスプレッドシートのアプリをダウンロードすればスマホからもデータにアクセスすることが可能です。PCからはブラウザでアクセスできます。
私の保有資産をスプレッドシートで管理しているポートフォリオは以下の記事で見れます。
資産推移を見るための折れ線グラフを作るのが難しい:常に最新情報を取得して表示するのはスプレッドシートは便利ですが、たとえば毎月1日の状況を取り出して保存して折れ線グラフを作ることを自動でするにはプログラミングの知識が必要になりハードルが上がります。
マネーフォワードMEで資産推移を管理
マネーフォワードMEと言えば家計簿管理アプリとして有名です。
なので意外と知られていませんが、自分の資産推移を管理するのにも便利なアプリです。
例えば私が保有している株資産推移を見るとこのように表示されます。
これは証券会社をmyTradeと同じように連携登録すれば複数の証券会社から最新情報を取得して表示されます。
ただ、この資産分類には以下の資産が株式資産として1つになって表示されています。
- 日本の個別株
- 日本のETF
- 米国の個別株(ドル円レートを変換して日本円で換算)
- 米国ETF(ドル円レートを変換して日本円で換算)
これがカスタマイズ出来れば良いんですがマネーフォワードMEでは残念ながらユーザーが分類をどうするのか?を自由に設定することができません。
この資産構成の内訳種類としては以下の資産項目があり、それぞれグラフで資産推移を見れます。
- 預金・現金・仮想通貨
- 株式(現物)
- 株式(信用)
- 投資信託
- FX
- ポイント・マイル
- 年金
- 不動産
このようにある程度の資産構成の内訳はマネーフォワード側で用意されていますが、さらにここからカスタマイズしたいと思っても、その自由をユーザーには開放していないのが現状です。
ただ、この分類で十分だという人にとってはmyTrade代替アプリとしては利用価値があると思います。
ロボフォリオが使えない理由
Twitter上ではmyTradeの代替アプリとして多かった声として「ロボフォリオ」があります。
そこで、私も登録して使ってみましたが決定的な弱点がありました。
それが、「日本の個別株にしか対応していない」でした。
良い点としては保有している銘柄の市場ニュースが簡単に見れる工夫があるなど日本の個別株で短期売買をしているデイトレーダー向けアプリという位置づけ開発されていました。
そもそも私のように「長期・積立・分散」をしているユーザーは、デイトレーダーと比べると資産管理ツールにお金を使う傾向が低いことは容易に想像できます。
なのでロボフォリオが商売として成功させるためにデイトレーダー向けに商品開発をするのは当然ですし、今後開発のパワーを「長期・積立・分散」ユーザーに広げる可能性も限りなくゼロに近いと思いました。
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