昨夜のアメリカ市場ではブラックマンデー以来の下落率をマークしたということでワイドナショーですらアメリカ市場の株価暴落のニュースを取り扱うほとでした。NYダウが1日で2,352ドルも下落した日となりました。
そんな記録的な大暴落を記録したときに気になったのがバンガード社のセクター別ETFがどうだったのか?です。
1番大きく下落したセクターはどこか?一番被害の少なかったセクターはどこか?などを調べてみました。
まずはセクター毎のETFの特徴について詳細が知りたい方は以下のブログ記事をご覧ください。
上記ブログで調べた時には不況時に強いセクターとして、ヘルスケア、生活必需品、公益の3つのセクターが強い傾向にあると書きましたが、実際はどうだったんでしょうか?
2020年3月12日の大暴落時のセクターETF株価チャート
まずは記録的な下落幅となったS&P500の1日チャートがこちらです。
S&P500は1日で-9.51%の下落となっていました。
次にバンガード社のセクターETFの各チャートを以下に暴落率の高い銘柄から順に並べてい見ました。ちょっと見にくいですね。。。一覧表にもしているのでそっちが見やすいです。
さらに判りやすいように下落幅とティッカーと何セクターかを一覧表にまとめました。
なお赤字はディフェンシブセクターと言われている公益、生活必需品、ヘルスケアの3セクター銘柄です。
1日の下落率 | ティッカー | セクター |
-11.93% | VDE | エネルギー |
-10.73% | VFH | 金融 |
-10.41% | VPU | 公益 |
-10.36% | VIS | 資本財 |
-10.31% | VCR | 一般消費財 |
-9.84% | VGT | 情報技術 |
-9.57% | VAW | 素材 |
-9.51% | S&P500 | S&P500 |
-9.34% | VDC | 生活必需品 |
-9.23% | VOX | コミュニケーションサービス |
-7.91% | VHT | ヘルスケア |
ヘルスケアだけが下落幅7%台となっていました。あとは9%、10%と酷い状況です。
またエネルギーセクターは原油価格の下落などあり12%に迫る下落率でした。
さらにS&P500よりも低い下落率となっていたのは下から3つのセクターだけでした。
セクターETFを自分のポートフォリオに入れるべきか?
前回のセクターETFに関する記事を書いた時も思ったんですが、ヘルスケアセクターってディフェンシブセクターでもありながらここ数年の上昇相場ではS&P500の上昇相場よりも全然良いパフォーマンスだったんですよね。(2008年~2020年までのS&P500指数とVHTのチャート比較)
そして配当利回りもVOOよりも高い利回りなんですよね。
そうやって考えると正直VHTを買ってみたい。。。という衝動が。
でもVHTを購入したとしたら、次はVGTやQQQのハイテクセクターのETFも買いたくなります。そうなると次から次へと買いたいETFが増えて来るような気がします。
そう考えると次のことを思い出して、いろいろと買いたくなる気持ちを抑えるようにしています。
- VTIにはヘルスケア銘柄もハイテク銘柄も全て入っている
ということでセクターETFについて調べてみてヘルスケアセクターのVHTの購入を考えましたが、やっぱり素直に市場平均のVTIの買い増しを継続しようと思いました。
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