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アメリカのミレニアル世代で流行り出している考え方でFIRE(Financial Independence, Retire Early)ムーブメントという言葉がある。
※ミレニアル世代:1980年代から2000年代初頭までに生まれた人
簡単に言うと、経済的な自立でアーリーリタイアを実現しよう!ってことです。
まぁー日本でもよく言われている内容ですよね。
私が納得したのは、4%ルールです。
4%ルールとは、年間支出の25倍の資産形成が出来れば年率4%の利回りで資産運用すれば資産を減らさずに生活が出来るという考えです。
もし、0%だったとしても25年間は生活出来る金額なので十分安心と言えます。
そして、この記事では私個人のアーリーリタイア資金を15年間で貯めてFIREを実現するための具体的な達成手段について検討してみました。
1年間の生活費を把握
まずは、自分が1年間でどのくらいのお金を使っているか?を把握する必要があります。
これは、マネーフォワードアプリで簡単に調べることが出来ました。
1ヶ月の生活費は若干余裕を持たせて13万円とします。(10月、11月とも12万円くらい)
あとは、これに家賃を追加します。家賃は1人暮らしなので8万円と仮定しました。
マネーフォワードの10月、11月の収支
4%ルールからアーリーリタイア可能な資産を計算
さっきの1ヶ月の生活費と賃貸料からアーリーリタイア資金を計算しました。
費目 | 金額 |
---|---|
生活費 | 13万円 |
家賃 | 8万円 |
1ヶ月の生活費 | 13万円+8万円 = 21万円 |
1年間の生活費 | 21万円 x 12ヶ月 = 252万円 |
アーリーリタイア資金 | 252万円 x 25 = 6,300万円 |
6,300万円でした。なんとなく1億円くらいないとアーリーリタイア出来ないような気がしてみましたが、この4%ルールなら6,300万円という具体的な数字が計算出来ました。
しかも、自分の生活費から合理的に計算出来るので納得感があります。
15年間でアーリーリタイア資金を貯金する方法
この資金を15年間で貯めるには毎月いくら貯金すれば良いか?逆算します。
この資産は、年率4%の複利で資産運用しながら貯めるとすれば、年間320万円で達成出来ます。
1年目 | 320万円 |
---|---|
2年目 | 320万円*1.04 + 320万円 = 652.8万円 |
3年目 | 652.8万円*1.04 + 320万円 = 998.9万円 |
4年目 | 998.9万円*1.04 + 320万円 = 1358.8万円 |
5年目 | 1358.8万円*1.04 + 320万円 = 1733.2万円 |
6年目 | 1733.2万円*1.04 + 320万円 = 2122.5万円 |
7年目 | 2122.5万円*1.04 + 320万円 = 2527.4万円 |
8年目 | 2527.4万円*1.04 + 320万円 = 2948.5万円 |
9年目 | 2948.5万円*1.04 + 320万円 = 3386.5万円 |
10年目 | 3386.5万円*1.04 + 320万円 = 3841.9万円 |
11年目 | 3841.9万円*1.04 + 320万円 = 4315.6万円 |
12年目 | 4315.6万円*1.04 + 320万円 = 4808.2万円 |
13年目 | 4808.2万円*1.04 + 320万円 = 5320.5万円 |
14年目 | 5320.5万円*1.04 + 320万円 = 5853.4万円 |
15年目 | 5853.4万円*1.04 + 320万円 = 6407.5万円 |
複利の力です。後半の伸びが凄いですよね。
これを銀行に預けてたら、4,833万円ですからね。
320万円x15年x金利1.001 = 4,833万円
さて、年率4%で運用するとして、年間貯金320万円を目指します。
毎月20万円+(ボーナス40万円 x 2) = 年間貯金額320万円
が達成出来そうです。
以下に15年間『年率4%の複利で資産運用した人』と『普通に貯金した人』でチャートで比較しました。
アーリーリタイア資金の運用先を検討
さて、なんとか15年間でアーリーリタイア資金を作る道筋が見えてきました。
あとは、この毎月の貯金をどこに振り込むか?
これが凄い重要となります。年率4%を達成しないと15年後に6,300万円になっていませんから・・・
しかし、探してみると4%超えの投資先はそう簡単にはないですよね。
もしあってもリスクが高いので覚悟が必要です。
そこでぱっと思いつく以下の投資先を現在は考えています。
・ETF(バンガード米国高配当株式ETFなど)
・投資信託(eMAXIS Slimなど)
・REIT
・高配当な個別銘柄(AT&T、ソフトバンク、銀行など)
そして今後は上記の『アーリーリタイア資金の入金先』について詳細を検討していきます。
正月休みも近いので真剣にアーリーリタイアについて考えてみたいと思います。
2019年以降の資産形成の方針について
今までは、資産1億円を達成してからアーリーリタイアについて考えようくらいなノリでしたが、この4%ルールの考えで退職時に必要な資産が明確になりました。
そして、私の資産運用方針はハイテク・小型株の集中投資によって一気に億トレ入りを目指す考えしかありませんでした。
しかし40代になっており、攻守のバランスを考えると『守りの資産運用』としては投資信託をしているくらいでした。
そこで2019年以降は以下の2大方針で資産形成をしようと決めました。
ハイテク株(小型株)の集中投資の継続する。
既に資産の9割を投資しており、今後は『守りの資産運用』の定額貯金で余った金額を投資する。
4% Ruleによって計算した6,300万円に到達するための定額貯金(年間320万円)を継続する。
投資先は、今後継続検討する。
参考記事
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