FIRE

FIRE(Financial Independence, Retire Early)から守りの資産形成を再考

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アメリカのミレニアル世代で流行り出している考え方でFIRE(Financial Independence, Retire Early)ムーブメントという言葉がある。

※ミレニアル世代:1980年代から2000年代初頭までに生まれた人

簡単に言うと、経済的な自立でアーリーリタイアを実現しよう!ってことです。

まぁー日本でもよく言われている内容ですよね。

私が納得したのは、4%ルールです。

4%ルールとは、年間支出の25倍の資産形成が出来れば年率4%の利回りで資産運用すれば資産を減らさずに生活が出来るという考えです。

4%ルールでセミリタイアする為に必要な金額を簡単に計算する方法皆さんは会社が好きですか? 私は嫌いです。笑 そして、可能ならば60歳の定年まで働くことなく完全なるセミリタイアを達成したい...

もし、0%だったとしても25年間は生活出来る金額なので十分安心と言えます。

そして、この記事では私個人のアーリーリタイア資金を15年間で貯めてFIREを実現するための具体的な達成手段について検討してみました。

1年間の生活費を把握

20190302家計簿画像02

まずは、自分が1年間でどのくらいのお金を使っているか?を把握する必要があります。

これは、マネーフォワードアプリで簡単に調べることが出来ました。

1ヶ月の生活費は若干余裕を持たせて13万円とします。(10月、11月とも12万円くらい)

あとは、これに家賃を追加します。家賃は1人暮らしなので8万円と仮定しました。

マネーフォワードの10月、11月の収支

マネーフォワードで家計簿公開201811家計簿公開

4%ルールからアーリーリタイア可能な資産を計算

さっきの1ヶ月の生活費と賃貸料からアーリーリタイア資金を計算しました。

費目金額
生活費13万円
家賃8万円
1ヶ月の生活費13万円+8万円 = 21万円
1年間の生活費21万円 x 12ヶ月 = 252万円
アーリーリタイア資金252万円 x 25 = 6,300万円

6,300万円でした。なんとなく1億円くらいないとアーリーリタイア出来ないような気がしてみましたが、この4%ルールなら6,300万円という具体的な数字が計算出来ました。

しかも、自分の生活費から合理的に計算出来るので納得感があります。

15年間でアーリーリタイア資金を貯金する方法

この資金を15年間で貯めるには毎月いくら貯金すれば良いか?逆算します。

この資産は、年率4%の複利で資産運用しながら貯めるとすれば、年間320万円で達成出来ます。

1年目320万円
2年目320万円*1.04 + 320万円 = 652.8万円
3年目652.8万円*1.04 + 320万円 = 998.9万円
4年目998.9万円*1.04 + 320万円 = 1358.8万円
5年目1358.8万円*1.04 + 320万円 = 1733.2万円
6年目1733.2万円*1.04 + 320万円 = 2122.5万円
7年目2122.5万円*1.04 + 320万円 = 2527.4万円
8年目2527.4万円*1.04 + 320万円 = 2948.5万円
9年目2948.5万円*1.04 + 320万円 = 3386.5万円
10年目3386.5万円*1.04 + 320万円 = 3841.9万円
11年目3841.9万円*1.04 + 320万円 = 4315.6万円
12年目4315.6万円*1.04 + 320万円 = 4808.2万円
13年目4808.2万円*1.04 + 320万円 = 5320.5万円
14年目5320.5万円*1.04 + 320万円 = 5853.4万円
15年目5853.4万円*1.04 + 320万円 = 6407.5万円

複利の力です。後半の伸びが凄いですよね。

これを銀行に預けてたら、4,833万円ですからね。

320万円x15年x金利1.001 = 4,833万円

さて、年率4%で運用するとして、年間貯金320万円を目指します。

毎月20万円+(ボーナス40万円 x 2) = 年間貯金額320万円

が達成出来そうです。

以下に15年間『年率4%の複利で資産運用した人』と『普通に貯金した人』でチャートで比較しました。

20190306_320万円を15年運用したチャート

アーリーリタイア資金の運用先を検討

さて、なんとか15年間でアーリーリタイア資金を作る道筋が見えてきました。

あとは、この毎月の貯金をどこに振り込むか?

これが凄い重要となります。年率4%を達成しないと15年後に6,300万円になっていませんから・・・

しかし、探してみると4%超えの投資先はそう簡単にはないですよね。

もしあってもリスクが高いので覚悟が必要です。

そこでぱっと思いつく以下の投資先を現在は考えています。

アーリーリタイア資金の入金先

・ETF(バンガード米国高配当株式ETFなど)
・投資信託(eMAXIS Slimなど)
・REIT
・高配当な個別銘柄(AT&T、ソフトバンク、銀行など)

そして今後は上記の『アーリーリタイア資金の入金先』について詳細を検討していきます。

正月休みも近いので真剣にアーリーリタイアについて考えてみたいと思います。

2019年以降の資産形成の方針について

今までは、資産1億円を達成してからアーリーリタイアについて考えようくらいなノリでしたが、この4%ルールの考えで退職時に必要な資産が明確になりました。

そして、私の資産運用方針はハイテク・小型株の集中投資によって一気に億トレ入りを目指す考えしかありませんでした。

しかし40代になっており、攻守のバランスを考えると『守りの資産運用』としては投資信託をしているくらいでした。

そこで2019年以降は以下の2大方針で資産形成をしようと決めました。

攻めの資産

ハイテク株(小型株)の集中投資の継続する。
既に資産の9割を投資しており、今後は『守りの資産運用』の定額貯金で余った金額を投資する。

守りの資産

4% Ruleによって計算した6,300万円に到達するための定額貯金(年間320万円)を継続する。
投資先は、今後継続検討する。

参考記事

FIREムーブメントとは何か?
FIREムーブメントとは何か?アメリカ発のセミリタイアの流行FIREムーブメントとは、経済的独立と早期退職をして自由に生きることです。(Financial Independence, Retire Earlyの略)この記事ではFIREについて具体的な事例を書いています。...

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