投資信託

【eMAXIS Slim投資信託】先進国株式と新興国株式と全世界株式の違い

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この記事を読んでわかること
  1. eMAXIS Slim - 先進国株式インデックスのポートフォリオ
  2. eMAXIS Slim - 新興国株式インデックスのポートフォリオ
  3. eMAXIS Slim - 全世界株式(除く日本)のポートフォリオ
  4. それぞれの保有銘柄の構成の違いについて

投資信託業界で最低水準の運用コストを目標と宣言して絶好調な『eMAXIS Slim投資信託』シリーズについてです。

eMAXIS Slimシリーズにある株式は以下の8種類があります。

  1. 国内株式(TOPIX)
  2. 国内株式(日経平均)
  3. 先進国株式インデックス
  4. 米国株式(S&P500)
  5. 新興国株式インデックス
  6. 全世界株式(除く日本)
  7. 全世界株式(オール・カントリー)
  8. 全世界株式(3地域均等型)

emaxisslim-株式の種類
三菱UFJ国際投信の公式サイトから抜粋

私は現在、先進国株式インデックス新興国株式インデックスの2つの積立をしています。そうすると全世界株式(除く日本)の1本で良いんじゃない?って思う人がいると思います。

そこで、今回の記事では『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』の違いについて紹介したいと思います。

先進国株式インデックスのポートフォリオ

組入れ上位10ヵ国・地域(2019年3月29日時点)

国・地域比率
アメリカ64.0%
イギリス6.0%
フランス3.8%
カナダ3.6%
スイス3.1%
ドイツ3.0%
オーストラリア2.4%
香港1.3%
オランダ1.2%
スペイン1.0%

emaxisslim-先進国株式インデックス
先進国株式インデックスは、アメリカファースト!でなんと64%もの先進国株式が米国株式でした。

残りの欧州などの株式割合はイギリスがなんとか6%ですが、残りは5%未満という割合になっています。

業種は結構分散されていますよね。

新興国株式インデックスのポートフォリオ

組入れ上位10ヵ国・地域(2019年3月29日時点)

国・地域比率
ケイマン諸島16.4%
韓国12.6%
台湾10.8%
中国10.6%
インド8.9%
ブラジル6.9%
南アフリカ5.5%
香港3.7%
ロシア3.6%
メキシコ2.6%

emaxisslim-新興国株式インデックス
新興国株式インデックスは、割合の多くを占めていたのがケイマン諸島でした。

ここで、私は???となります。

ケイマン諸島ってなんか聞いたことがうっすらあるけど、どこだろう?

それで調べてみると、タックスヘイブンで有名な島でした。

テンセント、アリババ、バイドゥなどがケイマン諸島になっていました。

流石は、中国企業!利益の追及に余念がないなぁ~って思ったんですが、理由は中国の制度で海外企業からの出資に厳しい制限(もしくは禁止)があるそうです。

そこで、その回避策として「ケイマン諸島に持株会社を設立して外国からの出資をしてもらっている」ようですね。

なので上位のケイマン諸島と台湾と中国を合わせると37.8%が中国企業と言える割合でした。

組入れ業種は銀行が多いですね。テクノロジー業種が1位でないのは意外です。

全世界株式(除く日本)のポートフォリオ

先進国・組入れ上位10ヵ国・地域(2019年3月29日時点)

国・地域比率
アメリカ55.9%
イギリス5.2
フランス3.3
カナダ3.1
スイス2.7

新興国・組入れ上位10ヵ国・地域(2019年3月29日時点)

国・地域比率
ケイマン諸島2.1
韓国1.6
台湾1.4
中国1.3
インド1.1

emaxisslim-全世界株式(除く日本)
全世界株式(除く日本)は、新興国株式の1位ケイマン諸島の割合が先進国株式5位のスイスよりも低い割合になっていました。

なので、全世界株式(除く日本)の構成銘柄のほとんどが先進国株式インデックスで占められていました。

先進国株式インデックス+新興国株式インデックスと全世界株式(除く日本)の違い

ここまで、『eMAXIS Slim 先進国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 新興国株式インデックス』と『eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)』の構成銘柄の特徴をみてきました。

先進国株式と新興国株式の2つを持たずに全世界株式(除く日本)1本にすると、その保有銘柄の多くは先進国株式に左右されることになります。

もし、先進国株式の割合を多く持ちたいと思っている人なら全世界株式(除く日本)1本がベストな選択と言えます。

しかし、私はアメリカと中国の2大大国に投資したいと考えていたので

  • 先進国株式インデックス
  • 新興国株式インデックス

の2つのeMAXIS Slimを毎月コツコツ積立しています。

このように投資信託の名前だけで購入するファンドを決めることは危険なので『目論見書』で構成銘柄については必ず確認しましょう。


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