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大戸屋と言えば、バイトテロだったりお家騒動だったりと最近は良い話題で出てきていません。
しかし、ちょっと前までは定食を食べるなら大戸屋という感じで人気が強かったんですが気が付けばパッとしない食事処になってしまいました。
ただ個人的にはよく利用する定食屋さんなので頑張って欲しい外食チェーンの1つです。
大戸屋ってどんな会社?
設立:1983年5月20日
代表取締役社長:窪田健一
資本金:1,512,753千円
従業員数:グループ全体 660名(2019年3月31日現在)
1958年1月、三森栄一が東京・池袋東口に「大戸屋食堂」として創業。海苔の佃煮のボトルキープができて、白飯だけのオーダーでも食事が可能な貧乏学生御用達の安飯屋として人気を博した。1983年5月に株式会社大戸屋を設立。1992年に吉祥寺店が火災で全焼したが、建て直しの際「おしゃれな定食屋」というコンセプトに路線変更したところこれが当たり、以後急成長した。舗数は2015年3月現在で直営145店舗、フランチャイズ183店舗、海外直営12店舗、海外フランチャイズ76店舗である。(Wikiより)
大戸屋ホールディングスの株主優待は?
保有株式数 | 優待内容 |
100株以上 | 2,500円相当のお食事券(500円券5枚)または精米2kg |
500株以上 | 6,500円相当のお食事券(500円券13枚)または精米5kg |
1,000株以上 | 13,000円相当のお食事券(500円券26枚)または精米10kg |
【3年以上継続して保有している株主の場合】
保有株式数 | 優待内容 |
100株以上 | 3,000円相当のお食事券(500円券6枚)または精米2kg |
500株以上 | 7,500円相当のお食事券(500円券15枚)または精米5kg |
1,000株以上 | 14,000円相当のお食事券(500円券28枚)または精米10kg |
もし3年以上保有していたらお食事券の方がお得なんですね。
権利確定日:毎年3月31日
例えば100株購入するには大戸屋ホールディングスの株価が約2千円なので20万円で単元株の購入が可能です。
つまり20万円を購入すれば2,500円のお食事券がもらえますよ。
大戸屋ホールディングスの決算(2016年から2019年)
業績サマリー
純利益がここ2年で大きく下がっています。
しかし配当金を維持するために配当性向(利益に対する配当金の割合)が異常な数値になっているのがわかります。
このまま利益が出なければ、いつ減配しても不思議ではありません。
大戸屋ホールディングスの長期株価チャート
利益が2018年と2019年で下げ続けている状況でしたが、株価は不思議くらいに高値で安定していました。
やっぱり過去の株価を見て、現在の大戸屋ホールディングスの経営状況を見ると今の株価で購入するのは勇気がいりますね。
ネット上での株価予測は1,400円と予想しているサイトもあるくらいです。
今後の株価はどーなるか?
ただ2019年の業績にはバイトテロによる営業中止などの影響も考える必要があるので実力としては未知数と見ている投資家がいるのかもしれません。
ただ、その影響を差し引いても大戸屋の厳しい状況は変わらないと個人的には思います。
大戸屋の『2019年3月期決算説明資料』に前年比の売上&客数が激減している資料が添付されています。それが、以下にグラフです。
バイトテロの動画が問題になったのが2月ですが、上記グラフを見ればそれ以前から客離れしているのがよくわかります。
大きな要因としては単価の高い大戸屋は、世間の景気が悪くなっていることが最大の要因だと思います。
定食を食べるなら大戸屋で食べるよりもやよい軒の方が格段に安いからそっちに多く流れていことは用意に想像できます。
ただ、コスト競争に大戸屋が走るとさらに売り上げは落ちるので価格を落とさずに客を取り戻す必要がありますが、その打開策が見つかっていないのでしょう。
ちなみに2018年11月末の時点で国内店舗数が大戸屋をやよい軒が抜いたことで『大戸屋飽和、やよい軒爆増で国内店舗数が逆転』という記事も書かれていました。
大戸屋ホールディングスの中期経営計画を見ると国内店舗の黒字化と500店舗体制、さらには東南アジアで大戸屋ブランド確立と出店の加速があがっていました。
その主な施策が以下の内容です。
これが達成出来なければ、今後の株価は間違いなく右肩下がりとなりそうです。
私も大戸屋ユーザーなので、優待券を狙って購入したいですが現在の株価では買うのは怖くて出来ません。
もし私が大戸屋ホールディングスの株を購入するなら、赤字決算が続き配当なしになって株価が大きく落ちるタイミングを狙いたいと思っています。なので可能性としてあるなら2020年~2021年くらいだと思っています。
参考:『大戸屋ホールディングスIR』
大戸屋の筆頭株主がコロワイドへ創業家から30億円で取得(2019/10/02追記)
これまで大戸屋ホールディングスでは、経営層と創業家でお家騒動が度々問題となっていました。
それが、外食大手のコロワイドが大戸屋創業者である三森家から株を取得したことが発表されたことで今後どう風向きが変わるのでしょうか?
これで大戸屋ホールディングスは本業に集中できるか?といえばそうでもないようです。
コロワイド側は「友好的協議を通じて、双方の企業価値の向上に努めたい」と声明を出しています。
しかし、大戸屋ホールディングス側は「現時点ではコロワイド側とは何の協議も設けていない。今後、提案を受け次第、対応を検討する」と反応しました。
コロワイドと大戸屋ホールディングスは展開次第では敵対的買収に発展する可能性もありそうです。
株価はこのニュースを受けて2社ともに上昇しています。
参照ニュース記事:『コロワイド、大戸屋HDの筆頭株主に 創業家の持ち株取得』
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