守る人が多い既婚者と守ってくれる人がいない独身者では、どっちが老後を心配してるんでしょうね?
周りの家族持ちの先輩とかと話をしていると教育費とか子供にお金が掛かって老後なんて考えることすら出来ないと良く聞きます。子供の中学受験の結果次第で私立になったら金が足りないとかもよく聞きます。
独身も独身で一生一人でやっていけるか?心配って人も多いでしょうね。
そこで、独身と既婚者とで老後の不安について調査した結果を見つけたので紹介しますが、その前に老後の年金受給タイミングに関するニュースがあったのでその概要から紹介します。年金受給のタイミングを60歳~75歳までの間で自由に選択出来る制度について厚生労働省が検討しているとニュースになっていました。
年金受給タイミング選択について
現在60歳~70歳の範囲で加入者が選択出来ます。そこから、75歳までの繰り上げを検討しているようです。
加入者としては、選択肢が増えるだけであれば全く問題ありません。
ただ、この制度を自分が活用するか?はまだ判りません。
貰える状態の時にもらっておいた方が良いって考えもありますからね。
けど仮に65歳で年金が15万としたら75歳まで自力で頑張れば、28万弱が毎月の年金で貰えれば十分に年金だけで余裕で暮らせそうです。そう考えると84%の上乗せって結構迷いそうですね。
逆に65歳で年金が15万の人がお金がなくて60歳から年金受給を希望したら10万円と一気にダウンします。
やっぱり、老後の余裕って重要なことがよくわかります。
高齢者の労働意欲について
実際に皆が何歳まで働いているのか?ってデータを見てみましょう。
ピンク色:65歳~69歳までの労働者 赤色:70歳以上の労働者
この数字ですが、私にはかなり衝撃的な結果でした。
だって、65歳以上でも4割の人達が働いているんですよ。。。
これって、やっぱり家でのんびり出来ない勤勉な日本人だからかな?って一瞬思いましたが、そもそも貯金のない世帯が3割にもなっている現状を考えると65歳以上でも働き続ける理由って、単純に貯金もなくて年金だけでは足りない世帯が4割くらい居るんだと思います。
今後も日本全体の貧困層が増え続けるならば、70歳以上でも働かないと生きていけない世帯はどんどん増え続けるのでしょうね。。。
独身者の老後の不安について
老後について「非常に心配である」と「多少不安である」を合わせて85%くらいですね。
その理由は「十分な金融資産がないから」と「年金や保険が十分でないから」とお金に関する心配がほとんでした。
既婚者の老後の不安について
老後について「非常に心配である」と「多少不安である」を合わせて80%くらいですね。
その理由は、独身世帯と同じで「十分な金融資産がないから」と「年金や保険が十分でないから」とお金に関する心配がほとんでした。
老後の積立を考えよう
既婚者よりも独身の方が若干ですが、老後の心配をしている人が多かったですね。
理由は家族がいないからではなくて、お金の心配というのも意外でした。
独身の方が既婚者よりも貯金が出来そうですけど・・・世間はそうでもないようですね。
結婚できない理由の多くが収入の問題を挙げているらしいので、そうなると独身者は貧困層に属する可能性が高いので、このような結果になったとすれば納得かもです。
そして、若い20代の人達はこの結果を知って欲しいですね。結婚するしないに関係なく8割以上の人達が老後の心配として”お金がない”ことになるのであれば、若くから老後に向けて少しずつでも積立貯金(出来れば個人型確定拠出年金iDECOやつみたてNISAなどの制度)を開始した方が良いですよってことですね。
8割ってかなりの確率ですからね。
【参考記事】
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