雑記

20代が30歳までに1,000万円を目標にすなら定期預金よりつみたてNISAが良い理由

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ソニー生命保険が社会人1年目と2年目に対して実施したお金に関するアンケート調査で30歳までに貯金したい目標貯金額で1番多かった金額が1,000万円でした。

20代の頃はなんとなく目標とする貯金が1,000万円で目標とする年収も1,000万円なんですよね。まぁーキリが良いですし、目標が明確になっている方が頑張れるので良いと思います。

現実は厳しい 30代の平均貯金額

まずは、各年代で保有している貯金額(資産額)がこちらです。

年代別平均貯金額_保有資産なしを含む
※貯金ゼロ世帯を含む年代別貯金額の平均値と中央値グラフ

そして、現在の30代が保有している貯金額の平均値と中央値です。

平均貯金額中央値貯金ゼロの割合
317万円40万円39.7%

詳細データはこちらの記事で確認して下さい。

貯金やってますか?
【独身お金事情】平均貯金額と平均年収額を年齢別・最新情報で調査金融庁が公開している独身世帯の年齢別貯金額と年収をまとめました...

30代なので30歳~39歳を対象にした調査結果で貯金額平均値が317万円でした。そして貯金ゼロ世帯が4割近くいます。

これが厳しい現実なんですよね。

期待に胸膨らむ20代の目標貯金額

そして、こちらがソニー生命保険が社会人1年目と2年目に聞いた30歳までに貯金する目標金額が1,000万円を上げた人が23%も居ました。平均額も600万円もありますね。

30歳までの目標貯金額

同じアンケートを答えた人達が1年間に使った金額と貯金額もありました。

1年間に使ったお金の平均額

これを見ると社会人1年目、2年目で年間50万円も貯金が出来ているのは凄いですね。実家にもお金を入れているのも好感が持てますね。

交際費も月にすると2万円以下に抑えているのも凄いです。

今の若い人は倹約家が多いんですね。アンケートはインターネット調査で1,000人を対象に取っているので偏りがあるのは仕方ないですが、それを考えてもお金に対する意識の高い人が多いなと思いました。

ちなみにこのブログはお金をメインにしたブログなのですが、読者の年齢は若年層が多いことを考えても今の20代はインターネットによってお金リテラシーが現在の40代、50代が20代だった頃とは比べ物にならないんだと思いました。

このブログに来ている年代別と男女比がこちらです。(2019/03の1ヶ月間)

kabujinブログに来る読者層

20代が1,000万円を目標貯金額にするなら”つみたてNISA”をおすすめする理由

前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。

ソニー生命のアンケートでは貯金の預け先までは質問していませんでした。

たぶん、社会人1年目や2年目だと給料が振り込まれる銀行口座で定期預金をして毎月自動で引き落としするようにしている人が一般的だと思います。

私も社会人1年目で三菱UFJ銀行で口座を開くと同時に定期預金の自動引き落としを設定した記憶があります。

銀行で定期預金をするメリットこんな感じだと思います。

銀行定期預金のメリット

①手間がかからない
②元本保証
③現金化するのが容易

①が最大のメリットですよね。それは間違いないですし、それに勝てる金融商品はないでしょうね。

ただ、私の場合には40代になるまで数百万円をもしものときにと思って預けていましたが、ふと40代に入って気が付きます。

『あれ?もしもの時に預けている定期預金って無駄じゃね?』

『もう20年経ってるけど、もしもの時って来なかったぞ・・・』

という事実です。私が新社会人に戻ったら銀行で定期預金をせずにインターネット証券に口座を開設して”つみたてNISA”をします。(会社が確定拠出型年金をやっていなければ、個人型確定拠出年金(iDeCo)にも入ります。)

つみたてNISAのメリットはこんな感じです。

つみたてNISAのメリット

①利益が非課税
②高いリターンになる可能性(リスク容認する必要あり)
③現金化するのに時間がかかる
④世界経済ニュースに敏感になる

それではここで上げたメリットを1つ1つ解説していきます。

利益が非課税

銀行の定期預金の金利は低いので気にしていない人が多いですが、少ない金利に対してもちゃんと税金が課税されています。

20%(所得税15%、住民税5%)の税金です。

その利益に関する課税が”つみたてNISA”なら0%になります。

※0%になる理由は国が国民に投資を経験させたいという理由で期間限定で国が決めた政策だからです。

高いリターンになる可能性(リスク要因が必要)

投資を嫌う人の多くの理由がギャンブルと同じ印象を投資に持っているからだと思います。

事実、リスクは必ずあるので元本割れが起きる覚悟は必要です。

ただ投資と言ってもリスクの範囲は様々です。そして、国策として2018年から始まった『つみたてNISA』では、対象商品がリスクが低くて安心出来る商品に絞っています。

なので、投資初心者が始めるには最適な制度になっています。

あとは、投資に興味をもってもらえる有名なチャートを載せておきます。これを見てどー判断するか?はお任せします。

1ドルを1802年から2003年までの200年間保有していた時のリターンを株式、長期国債、短期国債、金、ドルで比較したチャートです。

シーゲル-株式投資の未来より
ジェレミー・シーゲル著『株式投資の未来~永続する会社が本当の利益をもたらす 』より引用

現金化するのに時間がかかる

これは一見デメリットに思うかと思います。

直ぐに現金化したいときには確かにデメリットとなります。

けど意思の弱い人間にとって直ぐに現金化出来ると、お金にして遊んじゃいます。

なのでお金にするまでに手間がかかるほどお金が貯まりやすいというのは一理あると思います。

私はSBI証券をつかってつみたてNISAをしていますが、つみたてNISAの一部の商品を売却して銀行に振り込まれるまでに1週間程度の時間が必要です。

なので誘惑に負けることなく積立を継続出来るというメリットにもなります。

世界経済ニュースに敏感になります

つみたてNISAでどの商品を選んだとしても日々の評価額は気になると思います。特に初めて投資商品を購入したのであれば当然だと思います。

そして、どの商品であっても世界経済と連携していることが良く判ります。

たとえば、アメリカの株式市場が悪いニュースがあった翌日の日経平均も落ちます。米国の金利が上がると日経平均が落ちます。あとは円安になると日経平均は上がります。など

これは銀行の定期預金に預けていたら気にならないので20代から投資を開始している人は30歳になったときに定期預金に預けていた人と経済に関する知識差は天と地の差になっています。

つみたてNISAの簡単な説明
つみたてNISAとは何か?5つのポイントからで簡単に理解できます初心者向けつみたてNISAの紹介記事と投資信託の保有率調査結果から見る多数派が国内株式投資信託だったことに驚いた記事です。...

データ引用元サイト

社会人1年目と2年目の意識調査2018

2018年春から働き始める、または、就職してから1年経つ20~29歳の男女に対し、今年で5回目となる「社会人1年目と2年目の意識調査」をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効サンプルの集計結果を公開しました。


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