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来週からは9月で2019年も2/3が終わったことになりますね。
たぶん2019年は投資で大きな損失を出し続けた年となりそうですが、残りの1/3にちょっとだけ期待しつつ過ごしていこうと思います。
さて、今日は日経新聞に掲載されていた”つみたてNISA”で買付された投資信託上位10位について紹介します。
つみたてNISA対象ファンド資金流入額上位10位
直近3ヶ月の間で積み立てNISA対象ファンドの中で資金が流入した上位10位のファンドのランキングが以下になります。
ファンド名称 | 運用会社 | 資金流入額 | 残高 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 三菱UFJ国際 | 97億円 | 522億円 |
楽天・全米株式インデックスファンド | 楽天 | 96億円 | 506億円 |
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド | ニッセイ | 90億円 | 1,295億円 |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 三菱UFJ国際 | 77億円 | 250億円 |
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 三菱UFJ国際 | 50億円 | 299億円 |
セゾンバンガード・グローバルバランスファンド | セゾン投信 | 45億円 | 1,853億円 |
DCニッセイワールドセレクトファンド(標準型) | ニッセイ | 39億円 | 287億円 |
セゾン資産形成の達人ファンド | ニッセイ | 38億円 | 804億円 |
楽天・全世界株式インデックスファンド | 楽天 | 36億円 | 244億円 |
ニッセイ日経225インデックスファンド | ニッセイ | 33億円 | 1,453億円 |
このように投資信託の人気商品上位10位の中に海外株式型が6本と半数以上を占めています。
あと、私も投資信託の中で唯一積立を継続している『eMAXIS Slim』シリーズが3本もランクインされています。
多くの人達が投資信託を選ぶポイントとして信託報酬の低さが重要であるという認識が広まっている証拠だと思います。良い傾向ですね。
さらにこの中にアクティブ投資は1つだけでした。
それが『セゾン資産形成の達人ファンド』です。それ以外の9本は全てなんらかのインデックスファンド商品でした。
アクティブ投資『セゾン資産形成の達人ファンド』とはどんな投資信託か?
特色としては3つあります。
- 世界への幅広い分散投資
- それぞれの地域で選別投資
- 長期的な視点に立った運用スタイル
それぞれの内容をみてみます。
世界への幅広い分散投資
約半分は北米になっていますが、全世界に広く分散していることがわかります。
それぞれの地域で選別投資
投資先ファンドの比率を見るとバンガード社が2割となってました。
長期的な視点に立った運用スタイル
短期的な市場の動向ではなく投資対象の価値を重視して選別投資を行うことにより、長期的な資産形成に適したファンドを目指します。
『セゾン資産形成の達人ファンド』の信託報酬は?
つみたてNISA対象商品なので、購入手数料は0円(ノーロード)です。
信託報酬:年1.35%(±0.2%)
となっています。
ひふみプラス投信では信託報酬は年1.00%なので、それよりも高く設定されています。
かなり高額な信託報酬ですが、それでも多くの資金が流入しているのは時事なのでなにかしら魅力があるんでしょうね。
次はひふみプラス投信とパフォーマンスを比べてみます。
『セゾン資産形成の達人ファンド』と『ひふみプラス投信』を比較
まず直近1年で『セゾン資産形成の達人ファンド』と『ひふみプラス投信』を比較してみます。
青色:セゾン資産形成の達人ファンド
赤色:ひふみプラス投信
直近1年で見るとひふみプラス投信に勝っていました。
次は直近5年で比べてみます。
5年という長期でみるとひふみプラス投信がさすがに勝っていました。
ただ、そもそもひふみプラス投信は最近パフォーマンスが悪いので先進国株式インデックスにも普通に負け越しています。
なので次はeMAXIS Slim先進国株式インデックスと比較してみます。
『セゾン資産形成の達人ファンド』と『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』を比較
『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』ができて5年も経っていないので直近1年でチャートを比較してみました。
青色:セゾン資産形成の達人ファンド
赤色:eMAXIS Slim先進国株式インデックス
全然シンクロしていますね。。。アクティブ投資信託とインデックス投資信託が同期して1年間動いてるってどーなんですかね?
ちなみに『eMAXIS Slim先進国株式インデックス』の購入手数料は0円(ノーロード)です。
信託報酬:年0.107892%
となっています。
年間で1%以上も信託報酬に差がありました。
なのに、『セゾン資産形成の達人ファンド』を買付している人が多いっていうのが謎です。
参考記事:『つみたてNISA対象の資金動向(投信ランキング)』
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