F.I.R.E(Financial-Independence,Retire-Early)に関する日本語の記事が徐々に増えている気がします。
今回はNewsWeekで『米国で早期リタイアを目指すミニマリストの若者が増えている理由:FIRE運動の背景を探る』という記事が上がっていました。
その記事では日本人の労働環境ではアメリカで流行っているようなFIREムーブメントは達成不可能という記事でした。
しかし、私は日本人でも十分にFIRE達成が可能だと考えています。
その理由についてと私のFIREムーブメント達成計画について書きました。
F.I.R.Eムーブメントは日本では実現不可能か?
NewsWeekの記事概要は、『アメリカで流行っているFIREムーブメントは40歳前後で早期リタイアすることで、20代前半から年収が1,000万円以上あるような一部のホワイトカラーの間で流行っている。なので日本のような年功序列の国では年収が低く抑えられる傾向の日本では実現不可能なこと』という感じの記事でした。
米国は賃金も高く、大卒新入社員の年収が500万円を超えることも珍しくない。米国において世帯年収1000万円というのは、ホワイトカラー層ではごく普通のことであり、日本とはまるで環境が違っている。年収1500万円の人が、生活を極限までコンパクトにすれば、年間数百万円の金額を貯蓄することは理屈上、不可能ではない。米国では株式投資が盛んなので、毎年、その資金を投資に振り向けることで、平均すると数%以上の利回りで資産を増やすこともできる。15年程度の時間をかければ、1億円程度の資産を保有するのも不可能ではないだろう。
これは確かにFIREムーブメントの1つの側面から見れば正しい見解かもしれませんが、アメリカで起きているFIREムーブメントは既に多岐に渡る達成方法があります。
またFIREムーブメントでは、年収や早期退職の年齢など確かな定義は存在していません。
なので年収が400万の人が50歳を超えて経済的自由とアーリーリタイアを達成したならば、それもFIRE達成したと言えます。
つまり、今回のNewsWeekの記事ではFIREムーブメントの”fatFIRE”と言われる高所得なホワイトカラーが目指しているFIREムーブメントについて書かれていました。
多くの日本人は”leanFIRE”を目指すべき
アメリカ人も当然ですが年収が1,000万円以下の所得の世帯は多くあります。
そして、その高所得でない人達が目指すべきFIREムーブメントはfatFIREではなくleanFIREです。
leanFIREのように支出を徹底的に見直すことで出費を減らして、手取り年収の半分以上を投資に回す努力が出来れば日本人の所得でも十分にFIRE達成が可能です。
もし可能なら副業でさらに収入を増やせることが出来れば、さらにFIRE達成の期間は劇的に短くなるでしょう。
私はこのことに気が付いたのが40代と遅いタイミングだったのでFIRE達成時期は50歳~53歳くらいを目指しています。
私がFIRE達成するまでに必要なセミリタイア資金とFIRE達成期間の計算した記事はこちらです。
日本人でも実際に給料の8割を7年半もの間、投資に回し続けてFIREした人が居ます。
日本人でも”fatFIRE”は目指せる
最近は日本でも労働環境は大きく変わりつつあります。
私が20代の頃は考えられなかったのですが、AIなど近年急速に発展している技術分野は大手企業でもほとんど人材がいないので、ベンチャー企業などでは好待遇の就職が可能になっているようです。それこそアメリカと同じで20代で1,000万円超えも珍しくない状況になってきました。
そして逆に35歳以上の人材には冷たい冷遇を取る企業が増えています。昨今では超大手企業でも高齢者をターゲットにしたリストラニュースが日々流れてきます。
このように日本の労働環境はグローバル企業と戦う為にこれまでの終身雇用制度を捨て去り実力主義な給与体系に変化する過程にあります。
なので実力主義のベンチャー企業などは、今後も若くして高収入な職場は増え続けるでしょう。
私も大学時代とかにこの事実に気が付いていれば人生は全く変わっていたのに・・・と思うこともありますが、過去を見ても仕方ないのでどうやってFIRE達成していくか?という未来志向に切り替えて資産運用を頑張っています。
そして、自分の資産運用についてこのブログで日々更新しているので、よければご愛読を宜しくお願いします。笑
参考記事
▼▼Youtubeで資産運用実績を公開▼▼