目次
資産形成について考えてみます。
早い人は30代、40代頃から老後資産が心配になります。
たぶん、30代、40代で老後資産の心配をする人は老後破産することはないでしょう。
老後破産するような人は定年間際で心配する人達だからです。
この記事の結論は『1日でも早く老後資金作りを始めることで、複利効果の力で大金になる』という内容になっています。
そして逆に言うと『定年近くから慌てて老後資産を作るなら入金力をUPするしかない』という身も蓋もない結論にもなっています。
定期預金では入金力こそが全てとなる!
30歳から月5万円と40歳から月10万円を積立貯金した場合を比較
30歳から30年月々5万円積み立てた場合:1,800万円
40歳から20年月々10万円積み立てた場合:2,400万円
このケースでは少しくらい積立期間よりも積立金額の大きい方が60歳時点で多くの資産形成に成功したことになりました。
ウサギと亀が勝負して普通にウサギが勝つことになります。
ここから、投資の世界でよく言われる複利の力でどーなるか?について計算してみると見事にカメが勝つんですよね。
どのようになるか、同じ積立条件で年利5%と年利8%でそれぞれ計算してみることにします。
複利効果があれば入金力より時間の方が重要
年率5%で30歳から月5万円と40歳から月10万円を複利効果で積立投資をした場合を比較
30歳から30年月々5万円積み立てた場合:4,518万円
40歳から20年月々10万円積み立てた場合:4,621万円
複利効果を使って年利5%で資産運用すれば10年早く始めることで1/2の入金力で同じ老後資産となりました。
さらに金額も銀行に貯金するよりも資産が30歳からはじめていれば2.5倍以上の資産になっていますし、40歳からでも1.9倍くらいまで資産が増えています。
次は年利5%の運用よりもちょっぴり高めの8%で計算したグラフを見てみましょう。
30歳から毎月5万円入金&年率8% VS 40歳から毎月10万円入金&年率8%で資産運用
30歳から30年月々5万円積み立てた場合:8,053万円
40歳から20年月々10万円積み立てた場合:6,655万円
年利8%で運用を続けると30歳からコツコツ運用していた方が、40歳で2倍の入金をしても60歳になるまで資産が抜かれることはありませんでした。
さらには元本から比べても30歳からはじめていれば4.4倍以上の資産になっていますし、40歳からでも2.7倍くらいまで資産が増えています。
これまでの計算結果を見て
簡単に言うと複利の力って凄い!!
これをみれば1日でも早くら複利の力で資産運用をする必要性を感じれると思います。
ただ、年利5%以上の運用は簡単な道でないことも言っておきます。
米国株の高配当銘柄AT&Tで配当利回りが5%を超えていますが、株価が今後下落する可能性もあるのでそう簡単には行きません。
またS&P500の長期リターンを調べると1926年~2012年の86年間という長期でみると年利9.7%という大きな利回りになります。
しかし、ドットコムバブルやリーマンショックなど大きな金融ショックも10年に1度あるため投資を継続する期間に大きく依存します。
それでも20年以上という長期投資であればトータルの運用益はプラスになる可能性が高いと言われています。(この時の条件として投資地域の分散も必要条件となります)
※つみたてNISAの積立期間が20年になっているのも、この期間で設定されているそうです。
引用元記事:『「つみたてNISA」はなぜ20年もの長期運用なのか』
最後に100万円を元金にして年利5%で単利と複利で運用したときのグラフを紹介します。
100万円を元本に年利5%の単利で資産運用した場合:250万円
100万円を元本に年利5%の複利で資産運用した場合:432万円
・単利:元本だけに利回りが付く運用方法
・複利:利回りを元本に取り入れながら続ける運用方法
引用元記事:『複利と単利って?カンタンな計算式で金利に強くなる』
複利の力を使わずに年収500万円以下でも資産3千万円を貯めた貯金の達人たち
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