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『つみたてNISA』商品をこれから始めようと検討している人に伝えたい記事です。
まず最初に、私のスタンスとしては投資は全ての人に向いているとは思っていません。
しかし、長期的に投資を継続出来ればリターンが得られる可能性は高いという過去のデータもあるので、なるべく多くの人達が納得して投資をやって欲しいと考えています。
そこで、私が2018年4月から開始した実際のつみたてNISAの状況を振返って
- 1番良かった時期の含み損益
- 1番悪かった時期の含み損益
の両方を紹介してみます。
つみたてNISAをこれから開始しようと考えている人は私の状況を見て、「自分が悪い状況になっても淡々と積み立てを継続出来るか?」を考えてみて下さい。
もし、含み損を抱えた時に耐えられない人は投資はやるべきではありません。
必ず1度は含み損の状態は経験することになります。
それでも、20年という長期に渡って継続出来る人がリターンを得ると思って下さい。
つみたてNISAについて、ご存知ない方は以下に簡単な説明記事を書いているので参考にして下さい。(10分くらいで読める記事です)
つみたてNISAを開始して1番ひどかった含み損は?
出来ればスタートは綺麗に1月からが良かったですが、4月になって積立投資を何かしようと思いつき、いろいろと調べてつみたてNISAに辿り着きました。
そこから、毎月上限である33,333円を積立てしています。
なので現在はちょうど1年経過したことになります。
その1年の中で1番含み損だったのが、2018年12月末でした。この時期は米国株も日本株も全世界で株安状態になっていた時です。
2018年12月21日(金)時点のつみたてNISA口座の状況
つみたてNISA口座の含み損が-14.0%になっていますよね。
比較的に安全と言われているインデック投信でも-10%前後になっています。
インデックス投信:株式市場全体に分散された投資(対象となる市場は様々)
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500)・・・・米国市場
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス・・先進国市場(米国、欧州など)
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス・・新興国市場(中国など)
『レオスーひふみプラス』はアクティブ投資なので負けるときはインデックス投信よりも悪い状況になります。(インデックス投信よりもハイリスクハイリターン)
この時点でアクティブ投資『レオスーひふみプラス』は約-22%の含み損になっています。
もし、このときひふみプラス投信1点買いで100万円分を購入していれば、損失は-22万円となっていました。
アクティブ投資:投資運用会社が独自判断した株で資産運用される
レオスーひふみプラス・・日本国内の中小型株で運用するのが特徴
もし、私が悲観的になってこの時点で『つみたてNISA』を解約していたら-4万5千円を失って投資は怖いよぉ~ってイメージになっていたでしょう。
しかし、私はそれでも『つみたてNISA』を継続してきました。
それでは、つみたてNISAの良かった時期をみてみましょう!!
つみたてNISAを開始して1番良かった含み益は?
つみたてNISAを開始して1年が経過したと先ほど書きましたが、その期間で1番含み益が出ているのが4月末でした。
ただ、5月に入ってからは米中貿易摩擦の雲行きが怪しくなって株価は全世界的に下落中です。。。また暗黒時代に戻るのでしょうか。
4月末の時点では別に私が選択した商品が良かったからではなく、全世界的に株が上昇しているので『つみたてNISA』を継続しているほとんどの人が含み益になっていたのではないでしょうか?
2019年4月26日(金)時点のつみたてNISA口座の状況
残念ながらアクティブ投資のひふみプラスはマイナスのままですが、インデックス投信は全てプラスになっているのが判ると思います。
簡単にさきほど紹介した2018年12月21日時点と2019年4月26日を比較しました。
商品(ファンド名) | 2018/12/21 | 2019/04/26 | 上昇率 |
eMAXIS Slim-米国株式 | -12.01% | +8.03% | +20.04% |
eMAXIS Slim-先進国株式 | -10.72% | +7.33% | +18.05% |
eMAXIS Slim-新興国株式 | -9.00% | +4.83% | +13.83% |
ひふみプラス | -21.91% | -8.14% | +13.77% |
どの銘柄も10%を超える上昇となっていました。
このように明暗が時間経過とともにコロコロと変わるのが投資の世界です。
つみたてNISAの積立投資期間が20年になっている理由は20年という長い期間で分散して買い続けることが出来れば、トータルで”損失になりにくい”という判断から20年という期間に設定にしていると聞きました。
※”損失になりにくい”という理由は、株価推移の過去データが根拠となっています。
ちなみに、私がつみたてNISAで購入し続けている商品は以下の2つに絞っています。
その理由はこちらに書いているので興味があればご覧ください。
ひふみプラス投信は、投資信託としてダメだったのか?
1番変化の大きかったのが米国株インデックスというのは皮肉な話ですね。
なんで皮肉かというとアクティブ投資のひふみプラス投信が圧倒的にインデックスに負けていたからです。
本来アクティブ投資は、投資信託会社が独自に株式を売買してインデックスに負けない成績を目指します。なので手数料も一般的に高く設定されています。
ひふみプラスは、レオスキャピタルという運営会社が国内の中小型株で運用しています。
アクティブ投資では成績が良く実績のある投資信託を選んだつもりですが・・・
この結果だけ見ると、手数料の安いインデックス投信の方が下げ幅が小さくて上げ幅が大きいという結果だけみると皮肉だと思いました。
ただひふみプラス投信のフォローをすると設立当初から積み立てている人は今でも余裕のプラスです。2012年からのひふみプラスの長期チャートがこちらです。
これを見れば10,000円からスタートして、現在は38,548円なので約3.8倍まで増えているのが判ります。
個別株も投資信託もETFも投資を始めるタイミングが重要ということが判りますね。
でも、これは後になって判ることです。(結果論)
あのタイミングで購入していれば・・・と過去を振り返って後悔することしかできないので、考えても仕方ないです。。。
だからつみたてNISAが開始された2018年という年がひふみプラス投信がダメだっただけで、今後もダメかどうかは判りません。
ただ私は、つみたてNIS口座以外で買付していたひふみプラス投信は我慢できずに5/8のGW明け早々に売却済です・・
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